今日は、「凱旋」というお話
巨匠ヴェルディ作曲の歌劇「アイーダ」の劇中歌に、
「凱旋行進曲」があります
若き将軍が激戦を勝ち抜き、共戦の同志と共に凱旋する
勝利をかみしめる勇者の誇り、
その雄姿に喝采を送る民衆の歓喜
ヴェルディの時代、祖国イタリアは戦禍に翻弄され、
圧政が人々を苦しめました
この時、自由を求める民衆運動に火を付けたのが、
彼の歌劇だったのです
当局の検閲や悪意の中傷にも、「闇を恐れてはいけません」
「絶え間なく真っ直ぐに前進することしかありません」
と信念を貫いたのです
「凱旋」とは、”成功を収めて帰ってくる”という意味もあります
”年が明けたばかりで「凱旋」とは、気が早いのでは”と、
言う人もいるでしょう
でも、勝つと決めることから何事も始まるのです
年頭に「凱旋」を誓うところに、格別の意義があるのです
今日も我が家に凱旋し、明日も我が家に凱旋する
その積み重ねが、自分自身の英雄劇を綴っていくのです