目まぐるしい変化の連続である現代社会では、
ビジネスをはじめ、今ある答えが、
そのまま正解として存在し続けるとは限りません
むしろ、「誰も答えを持ち合わせていない社会」
と言った方が、しっくりくる表現かもしれません
先行きが見えず、不安視する声もある一方、
様々な意見や価値観を融合させ、
補完し合いながら新しいものを生み出せるチャンスの時代と
捉えることもできます
組織の発展のため、「多様性」を重視し、
多彩な人材を見つけようとする動きも
活発になってきています
アメリカでは、「ミレニアルズ」と呼ばれる
若者層が新しい風を起こしています
これまで思いも付かなかった発想やアイデアを出す
「質の影響力」が注目されています
若者の本音を引き出し、対話を成立させるためには、
彼らの”物差し”と、自分の”物差し”のズレを
楽しめるかどうかにかかっています
考え方の違いに対して
「君は若いからまだ分からないと思うが」
と言って諭そうとしたり、
「訳の分からないことを言ってけしからん」
と一蹴したりしてはいけません
逆に「自分も同じだよ」と、
単に若者の物差しに同化するのもよくありません
違いをしっかり認めた上で、心を通わせることが大切です
役職や肩書や格好ではありません
「真心」「確信」「誠実」───
それが人を動かし、心が心を動かすのです