大病を宣告された人の衝撃は想像を絶します
ありきたりの言葉では、不安や恐怖をぬぐえない
担当医は、全神経を集中させて相手の話を聞き、
自らの存在をかける思いで”希望の言葉”を送る
それを繰り返すうちに、多くの患者が
自分にしかない使命や役割に目覚め、
「他者の幸福」に関心を抱き始めるといいます
僕の福岡県の友人は2年前、妻をがんで失いました
入院中も、励まされるどころか、
かえって「私を見舞うより、頑張らんね」と、
夫を気丈に励ます妻だったそうです
その姿を通して、励まし励まされる真価を、
友人は知ったのです
そして”よし、今度は自分が”と妻の心を継ぎ、
立ち上がり、友の激励に走るように
今、笑って「さぼったら叱られるばい。
女房は怖かったとよ」と語っていました
人を励ませば心に太陽が昇ります
その”陽光”は生死を超え、
友の心に勇気と希望を灯し続けます
社会へ未来へ、励ましの連帯を広げる使命は、
尊く大きいのです