最近、小学生や幼稚園児などが、
農作業体験をする姿が見受けられます
田には石ころがありません
初めて素足で田に入る子らの多くは
”気持ちいい”と話します
足裏の感じは「ごつごつ」ではなく「ぬるぬる」
石にあたることは、まずありません
「こんな土にすることが、
田をつくるということなんだ」と大人は教えます
何百年も前から、お百姓は石をのけ、石を拾い、
土を耕し、ワラや落ち葉や堆肥を入れてきたのです
きわめて細かい土は、精魂込めた手入れの証
多くの人の優しさがあって、
初めて作物は育つんですよ、
と教諭が紙芝居などで伝えています
固い大地を耕し、寒さと闘い、
忍耐強く愛情を注ぎ続ける努力があって、
豊かな恵みがあるのです
大地は「感謝」を教えてくれる最良の教科書です