あるパブリック・フォーラムで、
東日本大震災の被災者が
「疲れ切った自分にエールをくれる
”希望の花”」として、がれきの中から芽吹いた
ヒマワリの話を紹介していました
その種は国内外に広がり、
昨夏、震災の年に咲いたヒマワリから
数えて4代目の「4世」が開花しました
ヒマワリは一年草です
被災者は言っています
「このヒマワリを、なぜ1世、2世、3世と数えるのか。
例えば50世になり、子供達が『なぜ50世なの?』
と尋ねた時、『これは50年前、大震災があって・・・』
と世代を繋いでいける」
震災の体験を未来への教訓にする、
との強い意志を感じました
被災者と被災者以外では、
震災に対する意識は異なります
ある被災者は「同じ県でも内陸部と沿岸部で違う。
この温度差が苦しい」と訴えています
他者に思いを馳せることの難しさです
災害は、いつ、どこで起きるか分かりません
決して人ごとではないのです
被災地を思い起こし、自分の内面に刻み付ける、
一人一人の真摯な作業が求められるのです