20歳前後の若者と、
60代から70代の高齢者に、
それぞれ単語のリストを見せ、
記憶力を比較する実験をしました
事前に「これは心理学のテストです」
と伝えて行うと、年配者と若者の正解数に、
殆ど差はありませんでした
ところが「これは記憶のテストです」
と説明して同じ実験をすると、
年配者の方だけ正解数が
約3分の2に落ちたのです
「年だから覚えられない」
との自己暗示が能力を
抑えてしまったんです
しかし、ポジティブな年配者もおられます
90歳の婦人の言葉ですが、
「年をとった分だけ、沢山の出会いがあって、
”感謝”が増えていく。
だから嬉しくって、
ますますじっとしていられないの」
という言葉に、年だからという遠慮は
全く感じられませんでした
年齢を重ねるごとに生命力を盛んにし、
人生を豊かに出来る笑顔に
学んだような気がします