「お茶の魅力を次世代に語り継ごう」のコーナー♪
このコーナーは京都和束「お茶の上香園」さんの提供でお送り致します♪
※京都山城地域伝統の名産品でありますお茶を、これからの次世代にも親しみを持って楽しんで頂ける様にお茶に纏わる魅力を惜しみなく紹介していくコーナーでございます!
本日もお茶の「上香園」さんにお話しを伺ってまいりまして、私、勉強してまいりましたので、お話ししてまいりたいと思います♪
僕らシンガーソングライターや芸能のお仕事をされている方に、オーディションがある様に、お茶の世界にも実は審査会がございます。
お茶の世界では【品評会】というのですが、今日はこの【品評会】について、お勉強してまいりたいと思います♪
宇治に住んでおられましたら【お茶の品評会】が開催されている事自体は聞いた事があるっ!という方もおられるかもしれません。
そんな良いお茶を決める【品評会】
まず実際に「良いと言われるお茶がどうやって決められているのか」のお話しでございます。
当然、審査項目がございまして、審査項目は,外観=見た目ですね、こちらがお茶の形状=細く丸く、よれているもの。
葉が大きさが均一どうか、そして葉の色沢(しきたく)=濃緑色のもの、光沢のあるもの、その上で内観審査がございます!
こちらは香気(こうき)=匂いですね、水色(すいしょく)=黄緑色で明るく澄んでいるもの,滋味=豊かで深い味わい、こちらの5項目で決められております。
こちら5項目の点数で決められていると。
■お茶の品評会の審査項目
〇外観
・形状
・色沢
〇内観
・香気
・水色
・滋味
【品評会】に出すお茶はお茶の育て方、お茶摘みの段階からもう気合い入りまくっておりまして、普通のお茶摘みは一芯二葉(いっしんによう)から一芯三葉(いっしんさんよう)、芯=骨の部分と、その下の2枚から3枚の葉の部分を摘み取るのが基本なのですが、この品評会に出すお茶に関しましては一芯一葉(いっしんいちよう)、つまり芯 1本につき1枚の葉で摘むところもあるとの事で、一芯一葉で摘むと外観のイメージが良いとの事でございます。
但し、それだけ収穫の量は制限されますので、普通はお茶の葉2枚から3枚摘みとるところを1枚に留めるという事ですから、それだけお茶の値段も高くなります。
そして、この【品評会】、京都府の各市町村、そして京都府、そして関西、果ては全国と、様々な規模で開催されているのですが、意外だったのが勝ち抜け戦ではないんです。
スポーツの大会などは勝っていく度に徐々に大きなステージ・規模の戦いになっていくじゃないですか。
お茶の品評会の場合は、エントリーしようと思ったらどこでもエントリー出来ると!
なので、全国品評会にいきなりエントリーしてもOKらしいですよ!これは意外だなぁと思いました。
当然、規模が大きくなるとそれだけ競争相手が増えるという事でございます。
僕らも実はこの【品評会】を身近に感じれる時がございます。
それは お茶屋さんに行った時に、表彰状を見たりする時ありますよね?その表彰状に【農林水産大臣賞】と書いてあったら、これはすごい事です!
農林水産大臣賞を取られているお茶はここ京都山城地域ですと「全国品評会」、もしくは「関西品評会」で部門1位にならないと貰えない賞なんですね。
ですので、お茶屋さんに行った時にこの【農林水産大臣賞】の賞状があったら、『このお茶屋さんは関西以上の品評会で1位になられたお茶を作られたのだな』という事を覚えておけば間違いなしです。
そのお茶屋さんでお茶を選ぶ参考にもなると思いますし、もうすぐお中元の時期でもございますので、お中元のお茶を選ぶ参考にして頂けましたら嬉しいですね。
【品評会】はお茶の生産農家さんのモチベーションを維持する上でも重要な役割を担っているとの事でございます。
今日は【お茶の品評会】についてお話しさせて頂きました♪
【お茶楽曲のご紹介】
♪今後のLIVE情報♪
MITSU