2014年6月12日(木)のマルクの結果と翌日13日(金)の血液検査の結果から

「血液学的寛解」確定したことを受け、無菌室から脱出することができました。

 

入院直後は半年間出ることはできないと言われていたので、ホッとした瞬間

でした。しかし、一時退院することはできず、このまま地固め治療に移行する

ことになりました。 今の状態はがん細胞はまだ残っており再発のリスクが

高い状況であり、決して安心できる状況では無いのですが、自覚症状が全く

ありません。

ここまでは何とか順調に乗り越えることができたことから悲壮感も無く、

これからの副作用を伴う治療を自然に受け入れていました。

 

地固め治療は2014年6月16日(月)から2015年1月7日 までの

約6か月半に渡り入退院を繰り返しながら行われました。

 

2018年01月06日(土) の 臨床試験へのサインでも書きましたが、

成人白血病治療共同研究機構(LALSG)が進めてきた過去の治験を

ベースに、共同臨床試験であるAPL212が2012年から2016年まで

実施されていることから私も対象となりました。

 

・行われていた臨床研究
16歳以上65歳未満の未治療急性前骨髄球性白血病(APL)の寛解例に対して、
地固め療法として亜ヒ酸(ATO)、ゲムツズマブ・オゾガミシン(GO)を用いた臨床試験。

 

 

【地固め療法】

    抹消血液、骨髄内にしぶとく残っているAPL細胞を徹底的に殺し

    再発防止する治療。 分子学的寛解に持ち込む。

    分子学的寛解・・・骨髄内でAPLに特徴的なPML-RARA融合遺伝子

               転写物の存在を遺伝子検査で調べ陰性である状態

               (感度の高いこの検査で陽性では、再発傾向にある

               ので、APL212による治療は中断)…移植検討となる)

 

 (第1クール)トリセノックス(亜ヒ酸(三酸化ヒ素)) 点滴 25回 

        (週5日✖️5週間) APL専用治療 

        不整脈の副作用があるので、心電図監視のもとで入院・点滴実施

        その他副作用として、体重増加、白血球・好中球・赤血球・ヘモグロビン

        の低下による免疫力低下

        

 (第2クール)キロサイト点滴3回、ダウノマイシン点滴5回(白血病 共通の治療)

        正常細胞も死滅させる副作用あり 吐き気、脱毛、食欲減退、浮腫、炎症、などがあり

        数値によって血小板、赤血球等の輸血も行われる。 

        白血球・好中球・赤血球・ヘモグロビンの低下による免疫力低下があり

        日々の消毒、口内消毒(うがい、ブラッシング)、手洗い、感染防止

        (マスク)が必須。   

 

 (第3クール)トリセノックス(亜ヒ酸(三酸化ヒ素)) 点滴 25回

        (週5日✖️5週間)2セット目 APL専用治療

 

 (第4クール)マイロターグ点滴 2回

         骨髄注射 

         (骨髄内は様々な仕組みで守られているおり、点滴よる抗がん剤は届かないので

          骨髄内へ直接 抗がん剤 を注射)

          背中を丸めて 腰部 から骨髄へ直接注射される

  

    抗がん剤点滴治療1セット毎に、正常な血液細胞も減少するので、免疫力がなくなる。

    従って、生命の危険性が高まる為 連続して行うことは 出来ない。

    又、予想外の病気併発に襲われる危険性に対し、即対応することができる総合病院への

    入院が必須。

 

     都度 免疫力が自己回復する(血液各種の数値回復待つ)必要がある。

     医師の許可のもと、入院ストレスから解放されて、治癒力を上げるために一時退院

     することがあり これが救いでした。

 

     比較的早期発見、早期治療の私でさえこのような生命の危険と隣わせの治療が

     行われました。 まして、再発、骨髄移植の方々はもっと過酷な治療を乗り越えられ

     ています。 医療関係者の皆様、家族の理解には感謝しかありません。

     

     新型コロナ蔓延による医療崩壊が心配されていますが、急性白血病は待った無し

     の治療が必須です。他にも重大な病気は多くありますが、絶対に医療崩壊を発生

     させるわけにいきません。 一人でも多くの方が 感染防止対策・行動をして頂ければと

     願うばかりです。 

 

    (つづく)