モンスターペアレンツと日々格闘する教育現場

 

 

11月に入り、夜はずいぶんと冷えるようになってきましたね。

 

玉入れ

 

学校では運動会が終わったと思ったら、

すぐに学習発表会や音楽会の準備が押し寄せてきますよね。

 

寒くなると子どもたちも風邪をひきやすくなり、

欠席者が増えたりするのもこの時期の悩みのひとつ。

 

先生方もどうか、体調に気をつけてくださいね。

 

 

さて、今回はいわゆる

 

「難しい保護者」

 

をテーマに私の考えをお話ししていきたいと思います。

 

 

教員を辞めたいあなた必見のメルマガはこちら

ここでしか明かしていない秘話満載!

 

 

 

  保護者対応で教員はこんなに疲れてる

 

現場にいた頃、正直なところ、

保護者対応で本当に疲れていました。

 

いや、もちろん保護者の方もみなさん真剣です。

 

お子さんに対して一生懸命で、

 

その気持ちはわかりますし、

尊重もしています。

 

三者面談

 

でもね、先生として

 

 

 

「こうした方が良い」

 

 

と思うことと、

 

保護者が

 

 

 

「こうしてほしい」

 

 

と思うことがピッタリ一致するとは限らないんですよ。

 

いや、むしろ一致しないことがほとんど…。

 

たとえば、注意しているつもりが

逆に責められていると受け取られてしまったり、

 

あるいは、

 

「うちの子にそんな風に言うなんて」とか、

 

根掘り葉掘り説明を求められたり。

 

悩みがあって苦しむ男性

 

「そんな言い方するなら、こうすればいいじゃない」

 

とかって言われるとね、

 

「うーん、分かるんですけど…それって違うんじゃないかな?」

 

ってことも多々ありましたね。

 

 

  「モンスターペアレンツ」って言葉、好きじゃないけど…

 

いわゆる

 

「モンスターペアレンツ」

 

という言葉、

 

保護者に対して失礼な気がして

あまり好きじゃないんですけど、

 

現場の教員たちがその存在に振り回されていることは確かです。

 

SNSやLINEが普及してからは、

特にその傾向が強まったように思いますね。

 

「先生からこんなことを言われたけど、どう思う?」

 

みたいなやり取りが保護者の間で瞬く間に広がって、

どこかで火がついたら一気に燃え広がるという感じです。

 

ある保護者の方が

 

「先生にこんなことを言われたんです」

 

ってクレームを入れてきたことがありました。

 

指差しする女性

 

そりゃあ、

その場面だけ切り取ってみたら私も反省すべきところはあるんですけど、

 

その前後の背景とかもあるわけで…。

 

「いやいや、そんな一部分だけで判断されちゃ困るんですけど」

 

と言いたくなることも、

正直ありましたね。

 

  現場は「管理職」との調整も疲れる

 

ここでさらに難しいのが、

 

「保護者対応」

 

っていうのは教員が1人で決められることじゃないですよね。

 

 

必ず管理職と相談して、

学校全体の方針に沿って対応しなくちゃならない。

 

自分としてはこうしたいと思っても、

 

校長先生や副校長、指導主任と話し合った結果、

 

「いや、学校としてはこういう対応にしてほしい

 

って言われることがしょっちゅう。

 

それがまた、ものすごくストレスでした。

 

「いや、自分のクラスのことだから自分がいちばん分かってますよ!」

 

って内心では思いながらも、

 

「ああ、やっぱりそういう対応になるんだ…」

 

と不本意ながらも従わざるを得ない場面が何度もありました。

 

ストレスで座り込む女性

 

それに加えて、

授業中に管理職の方が後ろで様子を見ているときなんか、

 

本当に疲れましたね。

 

「ちゃんと対応してるか?」

ってチェックされてるんですけど、

 

そんな中で本音を出せるわけもないですし、

何というか、「自分は舞台役者かな?」なんて思っちゃっていました。

 

子どもたちのための授業をしているのになんだか変なプレッシャーがあって、

 

そっちに気を取られてしまうことも多かったです。

 

  保護者対応の疲れが「家に持ち込まれる」

 

今振り返っても、

「保護者対応」の疲れが家にまで持ち込まれることって、

結構ありましたね。

 

仕事が終わっても頭の片隅に残っている

そんな感じです。

 

暗い雰囲気の校舎

 

たとえば、公園で自分の子どもと遊んでいても、

 

ふと「あの時の保護者対応、あれで良かったのかな…」

 

なんて考えちゃったりしていました。

 

温泉に行っても、湯船の中で

 

「あの保護者対応、ちょっと反省するべきかな?」なんて(笑)。

 

いやいや、もう休まないといけないのに。

 

長期間、こういった保護者対応のストレスを抱え続けると、

 

だんだん精神的にもキツくなってくるんですよね。

 

教員の中には、

ストレスがたまってうつ病になってしまう方も多いですし、

 

休職を余儀なくされる人も増えています。

 

いくら家に帰っても、脳が働き続けてる状態が続くと、

 

本当に心身ともに疲弊してしまうんですよね。

 

 

  教員を辞め、塾を運営して感じた「保護者対応」の違い

 

私は数年前に教員を辞めて、

 

今は学習塾を経営しています。

 

保護者対応ももちろんありますが、

公立小学校での対応とはかなり違います。

 

何が違うかというと、

 

塾では

 

「お互いに選び選ばれる関係」

 

が基本なんですよね。

 

笑顔で話す教員と親子

 

学校だと誰が担任になるか選べませんが、

塾は違います。

 

「この塾ちょっと合わないな」

 

と思ったら来なくて良いし、

 

「うちもこの保護者とは合わないかも」

 

と思ったらお断りすることもできるわけです。

 

こういう関係だから、

無理に合わない保護者の方と向き合わなくて済むんですよね。

 

学校だと、

どんな保護者にも対応しなければならないですし、

 

「相手を傷つけないように、かつ適切な対応をしなきゃ」って、

 

頭をフル回転させて疲れ果てるんですけど、

 

塾だとそういった無理はなくなりました。

 

 

  教員を続けるかどうか、悩んでいる方へのメッセージ

 

最後に、今、保護者対応に疲れて

 

 

「教員を辞めるべきかどうか」

 

 

と悩んでいる教員の皆さんにお伝えしたいことがあります。

 

私も10年間、教育現場にいましたが、

 

思い切って辞めてみたら、

 

民間の教育分野で働く道も

いくらでもあることに気がつきました。

 

教員だからといって、

ずっと公立の学校にいなくちゃならないなんてことは全然ないんですよ。

 

私のように教育が好きなら、

 

塾や予備校、家庭教師など、色々な選択肢があります。

 

小学校の先生と小学生の人形

 

大事なのは、無理をして精神をすり減らし続けないことです。

 

教員の資格を持っているあなたなら、どこでも通用するはずなので、

 

きついと感じたら飛び出してみてください。

 

広い視野を持って、

自由な道を選ぶことも

決して悪いことじゃないんですよ。

 

 

 

教員を辞めたいあなた必見のメルマガはこちら

ここでしか明かしていない秘話満載!

 

 

 

動画はこちら

 

 

 

音声はこちら