特別支援学級 元担任の本音

 

 

 

  特別支援学級を希望した?!

 

現役教員の方の話を聞いていると、

 

「特別支援学級の担任業務がとにかく辛い」

 

こう感じている教員の方がとても多いと感じます。

 

頭を抱えて悩む女性

 

私はというと、実は教員6年目であえて特別支援学級を希望して異動しました。

 

環境を変えることで、

新たな出会いがあったり

新しい経験ができたり

自分でも知らなかった新たな自分の一面に気づくこともできるので

私は人生の要所要所で気分転換するようにしています。

 

深呼吸して気分転換する女性

 

気分転換の一環として

特別支援学級を希望したというのが1つ目の理由です。

 

もう1つの理由は、

ちょうど結婚をしようと考えていたからという点です。

 

結婚って色々な変化が生まれますし

ある程度ゆったりと勤務できる特別支援学級の方がいいと思って

異動を希望しました。

 

「え??こんなに辛いのに、なぜ特別支援学級を希望した?!」

 

こんな声が聞こえてくるような気がします。

 

今回は、特別支援学級に3年間勤務した上での私の本音と、

 

皆さんが辛いと感じる原因と解決策を一緒に考えていきたいと思います。

 

 

ここでしか明かしていない秘話満載!

教員を辞めたいあなた必見のメルマガはこちらから⇩⇩

 

 

 

  辛いかどうかは人それぞれ

 

特別支援学級の担任業務が辛く感じない?!

 

「ゆったりと勤務できる…?!」

 

あなたの認識と私の認識はもしかしたら全く逆かもしれません。

 

私の場合、

特別支援学級よりも通常級の方が辛く感じました。

 

理由は、単純に担当する生徒の数の違い、です。

通常級だと最大で40人を受け持ったことがありますが、

40人分の丸付けとか、

40人分の掲示物を貼ったり、

 

何もかも40人分やらなくてはいけないことが本当にしんどかったです。

 

頭を抱えて座り込む男性

 

それに比べて特別支援学級では私の担当する生徒は6人でした。

 

特別支援学級って一括りにはできなくて、様々な子がいますよね。

ずっと鼻水が出ている子がいたり、突然叫んだり暴れたりしてしまう子、など。

 

もちろん1人1人に対して手厚くケアをしなくてはいけないわけですが、

私はそれを苦に感じませんでした。

むしろ、たくさんの学びがあり、やり甲斐に感じていました。

 

なので、担当する生徒が減った分作業量が減って

残業も減って早く帰れたので

 

私の場合、通常級よりも心身への負担が少なかったのです。

 

熟睡する女性

 

「私は特別支援学級での担任業務がこんなに辛くて悩んでいるのに、

楽だと感じる人もいるなんて!」

 

そう思われているかもしれません。

 

これって、人によって食べ物に対する感じ方が違うのと同じだと思っています。

 

同じ食べものであっても、美味しいと感じる人もいれば苦手と感じる人もいる。

 

これと一緒で、

同じ仕事であっても、辛いと感じる人もいれば楽だと感じる人もいるわけです。

 

こういうのはその人の主観ですよね。

 

もし、今あなたが

 

「特別支援学級=辛い」

 

と思い込んでしまっているとしたら、

一度この思い込みから離れてみてください。

 

特別支援学級のせいにするのではなく、

 

特別支援学級に対するあなたの捉え方が

あなた自身を苦しめているのです。

 

 

経験は財産

 

私は教員を退職して今は学習塾を経営していますが、

 

特別支援学級での3年間の勤務経験が活かされている、と感じる場面が多々あります。

 

私の学習塾は進学校というよりはいわゆる補修校という分類なので

学校の勉強がわからなくて困っているという理由で入塾する方が多いです。

 

その中には特別な支援が必要な子もたくさんいます。

 

通常級での勤務経験だけではなく、

特別支援学級での勤務経験もあるので

特別なケアが必要な子の保護者の方にも安心して頂くことができています。

 

支援が必要な子に対しては声掛けの方法や教え方を変えることによって

学力を伸ばしてあげることもできています。
 

塾で勉強する男の子たち

 

  特別支援学級が辛い!解決策は2つ

 

異動を希望する

 

本当にどうしても合わないと感じるようであれば

 

通常級への異動希望を出すのが最善策でしょう。

 

私の場合は、石の上にも3年って言いますし

色々と3年スパンて考えているので

何事も3年は頑張ってみようと考えています。

 

専門的な知識やスキルを身につけるにはそれくらいの期間がかかると思っています。

 

3年頑張ってみると、最初は苦手と感じていたことにも意外と慣れてきたり

当初とは考え方が変わって

辛いと感じていた仕事も前向きに捉えられるようになっていたりするかもしれません。

 

深呼吸して前向きな思考になる女性

 

1年の勤務経験と3年の勤務経験だと説得力もだいぶ違うので

私のように開業して職務経験を活かしたいと思っている場合は

3年くらいは頑張ってみた方が良いかもしれません。

 

けれども過去の記事でも何度もお伝えしていますが、

何よりもあなたの心の体の健康が最優先です。

 

今の特別支援学級での担任業務が辛くて辛くてどうしようもなく

体調を崩すくらいストレスに感じてしまっている場合は、

 

無理せず異動希望を出してください。

 

 

あなた自身に問題がないか考える

 

「特別支援学級での担任業務が辛い」

 

もしかしたらこれには

適正や好みとは別の問題が根本のところであるかもしれません。

 

通常級と特別支援学級だと、同じ内容であっても子供に対しての指示の仕方は全く異なります。

 

特別支援学級で通用することっていうのは

 

通常級で同じことをしたらお釣りが返ってくるってくらい

特別支援学級での伝え方は丁寧でないと伝わらないんです。

 

もしあなたが通常級で通用していたことを同じように特別支援学級でやっていて

なかなかうまくいかなくて辛いと感じているのであれば、

 

あなたにはまだまだとんでもなく伸び代がある、ということになります。

 

指示の伝え方や子供たちとの接し方をゼロから見直すことで

今まで辛いと感じていたことが驚くくらいスムーズにいく可能性があります。

 

真っ青な空の綺麗な虹

 

もしこれが根本の原因だとして

この原因に気づかず「特別支援学級は私には向いていない」と勘違いして

すぐに通常級への異動希望を出してしまったら

それはとても勿体無いことです。

 

 

  自分を見つめ直すことの大切さ

 

辛い原因はあなたにあるかも

 

もしかしたら「辛い」と感じる原因はご自身にあるかもしれない。

 

辛くなくなるためには、環境ではなく自分が変わらないといけない

 

目の前に問題があるということは、それを乗り越えるためにはこれまでの自分では乗り越えられないわけです。

 

成長しなくてはいけません。

 

「辛い」と感じるということは、

 

自分が生まれ変わるチャンスだとも捉えることができますね。

 

 

自分と向き合うことの大切さ

誰もいない緑豊かな公園

 

 

特別支援学級での担任としての勤務が辛いと感じている方にアドバイスをするとしたら、

 

「自分と向き合ってみてください」

 

こう伝えたいです。

 

ご自分が変われるところがないか、

今一度しっかりと考えてみてください。

 

もちろん、人には好みってものがありますし

得意不得意もありますね。

 

特別支援学級での仕事がどうしても好きになれない、

どう頑張っても苦手、というケースもあるでしょう。

 

それはそれで良いんです。

 

しっかりと自分と向き合って考えた結果

「自分には合わない」

という結論になるのであれば、それで良いと思います。

 

けれども、先ほどお伝えした通り、

あなたの伝え方や接し方を変えることでうまくいく場合もあると思っています。

 

「辛い」=「合わない」

 

とすぐに結論付けないでほしいと思っています。

 

あなたが成長して変わることでこの経験が財産となり、

 

通常級に戻っても活かせたり、

私のように退職開業してこの経験が活きてくる可能性だってあります。

 

一度立ち止まって、自分と向き合ってみてください。

 

特別支援学級に限らず、

色々な悩み事に対して言えることですよね。

 

 

 

 

ここでしか明かしていない秘話満載!

教員を辞めたいあなた必見のメルマガはこちらから⇩⇩

 

 

 

動画はこちら

 

 

音声はこちら