５０代教員の早期退職
50代は強みの宝庫！
新年度がスタートしましたが、皆さん体調はいかがですか？
初めて関わる生徒、初めて関わる保護者、
初めて関わる同僚。
新しい出会いがたくさんある時期です。
無理のないよう、休める時にしっかり休んでくださいね。
さて、今回は
50代の教員がセカンドキャリアを考える理由やその強み
について探ってみたいと思います。
最初に、50代の教員がセカンドキャリアを模索する理由について考えてみましょう。
なぜ早期退職を検討する５０代教員が多いのか？
５０代となるともう約３０年も教員としてキャリアを積まれてきているわけで、
様々な試練や理不尽なことも
しっかりと乗り越えてこられている方々ですが、
なぜこのタイミングで早期退職を考えるのか？
大きく分けると３つ理由があると私は考えています。
１．良い時を知ってしまっている年代
今教員として頑張っていらっしゃる若い皆さんにはお伝えしづらい内容ではありますが、
昔は教員の仕事はこんなに辛くはなかったんです。
夏休みはずっと休みがあって
教員はやることもなかったですし
一概には言えないですが、昔の子供ってもっと落ち着いていて
保護者も先生に対してしっかりと敬意を持って接してくれて。
今はどうかというと
世の中は様変わりしていて、
先生の見られ方も残念ながら昔とは違います。
仕事はどんどん増えていく一方ですし、
職場には様々なデジタル機器が導入されて
その都度覚えなくてはいけなかったり
ついていけなくなったりするわけです。
子供たちもなかなか言うことを聞いてくれない子が多く、
価値観も多様化してきている分教員も考えなくてはいけないことが多く、
負担も大きいです。
今の５０代の方は昔の良い時と今の両方を知ってしまっているがため、
その差を感じて疲れてしまう方が多いようです。
２．子育てが一区切りついた
２つ目は、お子さんがいらっしゃる方の場合
５０代となるとお子さんがだいぶ成長して、
子育てが一区切りついたと感じる時期だと思います。
私のコミュニティに入ろうか迷う方で、
最終的に残念ながらやめておく、という決断する方の多くは
３０代や４０代前半の方々。
子育て世帯で１番お金がかかる時期ですよね。
これからの金銭的な不安がたくさんある方々は
色々考えた挙句二の足を踏んでしまうようです。
一方で５０代となると子供が２０歳くらいになってくる方が多いですよね。
子育てもあまり苦労が必要なくなってきて
自分のやりたいことって何だろう？
と、自分の本当にやりたいこと、
１人の人間として自分ってどうやって生きてきたんだろう、
こんなことを考え始めるわけです。
その結果、約３０年教員として働いてきた方々が退職し
セカンドキャリアの道を歩む決断をしていきます。
３．経済的な余裕
３つ目の理由は、お金です。
２０代３０代って先ほども言いましたが
子育てでお金がどんどん出ていく時期なんですよね。
個人差はもちろんありますが、
４０代５０代になりますと出ていくお金も落ち着いてきて
貯金も貯まってきます。
お金の使い道として、
「自己投資」が選択肢に入ってくるわけです。
新しいキャリアに挑戦するための経済的なリスクを取りやすくなります。
「５０代で新しいスタートなんて…」と思われてしまう方も多いかもしれませんが、
実際は
５０代は新しいスタートを切るのにとっても適している時期なのです！
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50代女性の強み３つ
私のコミュニティに興味を持ってくださる方の中で一番多いのが
５０代の女性です。
この年代の女性の方々には
圧倒的な強みがあるように感じます。
その強みとはどのようなものでしょう。
１．お金に余裕がある
先ほどと内容が被ってしまいますが、
やはり１番は
経済的余裕
です。
お金があるっていうのはやはり安心感を生みますよね。
そして、やっぱり新しいことやるってお金がかかりますが、
経済的余裕があると選択肢が広がります。
２．精神的に強く、たくましい
子育てって本当に大変ですよね。
私も子供が２人いますが、世の中のお母様方を心から尊敬しています。
５０代女性となると約２０年子育てをしてきたわけですが、
その２０年の間にたくさんの壁を乗り越え、
お母様方自身もお子さんの成長と共に
精神的に強く、たくましくなっていっていられるかと思います。
お子さんを育てながら教員として働かれてきた方々はなおさらです。
早期退職し新しいスタートを切るには高い決断力や根性が必要になりますが、
５０代女性の方々は若い方に比べ決断力も根性もある方が多く
このような精神力の強さは強みと言えるでしょう。
３．人生経験が豊富
教員としてキャリアも積まれてきて
そして子育て経験もある。
仕事と子育てで葛藤されたことや
悩んだこともたくさんあったかと思います。
若い方に比べて、人生経験が豊富ですよね。
仕事のことも語れますし、子育てのことも語れますし、
両立で悩んだ経験も語れる。
例えば私のように塾を経営するとなると
塾長の話に説得力がないと、保護者の方々は安心してお子さんを預けてくれません。
最近は共働き世帯が増えています。
そのような中、教員歴も長く、子育ても経験されてきた方のお話はとても説得力があります。
塾経営に挑戦する上で、勝ち筋があるのです。
決して遅くはない
今現在、早期退職・セカンドキャリアを視野に入れて考えていらっしゃる50代教員方々に
エールを送りたいと思います。
教員を辞めて新たな人生を歩むことは決して遅くないのです。
あなたはまだまだ新しい挑戦ができる時期であり、
自分の夢や目標を追求することができるのです。
50代の教員の皆さん、新たな道を歩む勇気を持って、自分らしい人生を切り拓いてください。
あなたの挑戦を応援し、成功を祈っています。
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