教員の労働環境が子供の未来を左右する

 

 

  子どものSOSに寄り添う余裕、ありますか?

 

「忙しすぎて、子どもに寄り添う余裕がない…」

 

こんな悩みをよく耳にします。

 

子どもが好きで、

子どもの成長に携わりたい、

子どもたちと感動を共有したい。

 

強い情熱を持って教員になったはずが、

気づけば毎日目の前にある業務をこなすのに必死。

 

子どもたちの些細な変化に気づいてあげられる余裕がなく、

気づいたところで、思うように寄り添ってあげる時間もない。

 

そりゃそうです。

 

自分のことを労わる時間すらない人が、他人を心から労わることなんてできないのです!

 

 

  自己犠牲的な働き方から質の良い教育は生まれない

 

偉人の名言を引用します。

    

犠牲なき献身こそ真の奉仕です。

 

       フローレンス・ナイチンゲール

 

献身的なサポートをするとき、自分を犠牲にすることを誇らしいと考えている人がいますが

 

自分が満たされていないのに他の人を満たそうとしても

長続きしません。

 

すぐに力尽きてしまいます。

 

誰も幸せにしないのです。

 

日本の教育基本法によると、教育の目的は

 

「人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成」

 

だそうですが、

 

え、ちょっと待って。

 

ボロボロになってまで自分を犠牲にしながら働く

”心身ともに不健康な教員”が、

 

”心身ともに健康な国民”

を育成できると思っているのか?

 

思わず突っ込みたくなってしまいますね。

 

 

今回の記事では、

幸福度世界一のデンマークの国民を育成する、デンマークの教員の働き方を深掘りし、

 

本来教育者がどうあるべきか、考えていきたいと思います。

 

 

ここでしか明かしていない秘話満載

教員を辞めたいあなた必見のメルマガはこちらから⇩⇩

 

 

 

  北欧から学ぶ、教育者のあり方

 

自由すぎ?!デンマークの学校

教員の仕事を休職して1年間デンマークに留学に行くことになったのは、

教員になって5年目のことです。

 

留学中は現地校に勤務し、

習字などの日本の文化を子どもたちに伝えたり、

子どもたちと体育を一緒にやるなどのサポートをしていました。

 

デンマークの教員との何気ない会話の中で、特別印象に残っている言葉があります。

 

 

「日本の子たちは大人によってしっかりコントロールされているけども、

デンマークの子どもたちは全くコントロールされてないからなぁ(あっはっはー!)」

 

 

 

りんごをかじりながら授業を受ける子

 

 

 

デンマークの学校では、

授業中子どもが土足で机の上に座ってにんじんスティックをポリポリ食べていても

先生は何も言いません。

 

勉強したくない子はソファーで寝たりしています。

 

 

 

寝転びながら算数の課題に取り組んでいる子供たち

 

 

 

デンマークの学校では完全な「自由」が重んじられていて、

子ども一人一人の意思が尊重されています。

 

本当にやってはいけないことは、学校ではなく家庭で教わることなのです。

 

職場の業務も非常に細分化されていて、

 

教員の仕事=授業。

 

事務的な作業、課外活動、掲示物や掃除などは業者など別の人たちが担っています。

 

 

 

子どもが憧れる、北欧の教員の働き方

日本ではなりたくない職業に教員がランクインしてしまっている状況に対して、

 

北欧では教員はなりたい職業ランキング上位!

 

デンマークの教員は、うるさいことを言わないですし、

子どもたちにとって身近に感じるような関わり方をします。

子どもたちにとって面白いと感じることを教えてくれる存在でもあります。

 

だって終業式には

教員が全校生徒の前で楽しんでバンドなんてやっちゃったりするのですから!

 

心から教員の仕事を楽しんでいる姿を見て育っている子どもたちからすると

 

教員は尊敬される、憧れの存在。

 

そして教員の心が満たされているので、子どもたちの心も満たされています。

 

 

疲弊する日本の教員

授業中土足で机の上に座ってくつろぐなんて、

日本ではあり得ない光景ですよね。

 

先生は間違いなく「コラ!」となりますし、

「この学級は統率が取れていない!」という悪い噂まで流れてしまいます。

 

 

こんな座り方をしていても何も言われない!

 

 

日本の学校は規律を大切にしていて、ルールや礼儀を厳しく教育されます。

 

教員は40人弱いるクラス全員に全く同じ行動をさせることを求められるため、

完璧に上手くいくわけがないんです。

 

皆と外れた行動をする子には個別指導をしたり保護者とやりとりする必要が生じる。

 

よって…また仕事が増える!

 

もちろん、この日本教育スタイルには良い側面もあります。

 

文化や国民性の違いもありますし、デンマークと日本、どちらが正解という話ではないのですが、

 

そもそも規律を重んじる教育自体、日本の教員にとっては子供や保護者との関わり方が複雑ですし

そこからまた新たに発生する業務も多く

 

負担が大きい。

 

そこにプラスしてさらに、日本の教員は授業以外にも膨大な仕事量を抱えています。

 

激務すぎることにより、授業の質も低下。

特別なケアが必要な子供たちに対して、本来取るべき行動が取れなくなってしまう。

 

教員が忙しすぎて子どもとしっかりと話す時間もとれず、子どものSOSを見逃してしまっているかもしれない。

何とかやりくりして時間を確保したところで、教員自身に心の余裕がないので子供の心に寄り添うエネルギーも残っていません。

 

子供たちのためを思うのであれば、

 

本来、まずは教員が心身ともに健康でないといけないのです!

 

 

  自分を満たさないと何も与えられない

 

あなたが本当に子供たちのために働きたいと思うのであれば、

 

今の職場に居続けることでそれが達成できるのか考えてみてほしいと思います。

 

教員でなくても、未来を担う日本の子供たちにできることはたくさんあります。

 

現に私は、10年間勤務した公立教員を退職しましたが、塾を開業し今も子供の教育に携わっています。

 

教員を辞めたい、と思っているけれども、子供たちのことを思うとなかなか踏み切れない正義感の強いあなた。

 

教員を辞めることは、日本の子供たちを見捨てるわけではありません!!

 

まずはあなた自身が心身ともに健康でないと話になりません。

 

心身ともに健康になるためには辞めるしかもう選択肢がないのであれば、

その選択をとっても良いと思います。

 

しっかりと自分と向き合って、このままで良いのか、他の道はないのか、考えてみてください。

 

 

ここでしか明かしていない秘話満載

教員を辞めたいあなた必見のメルマガはこちらから⇩⇩

 

 

 

動画はこちら

 

 

音声はこちら