コンクリートに囲まれた関東に帰ってきて

物理的にも精神的にも
圧迫感が募ってきたころ。






都会しんどいぜって思いながら
中央線の車窓をヒュンヒュン横切る
ビルをぼーっと眺めていたとき
 
停車したその窓の向こうに
葉っぱを風にゆらゆらと揺らす
大きな木がたっていた。





あ、植物
ここにもある

と思った。


















東京でも


木は風に揺れていて

空は夕焼けでキラキラ輝くんだって

気づいたから



ビル街や人混みに

つら…ってなっても




木をみたらいい

お花をみたらいい

空をみたらいいんだ


って

心なしかほっとしたんだ。