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■■ スカイマーク、茨城空港から9月撤退 就航半年で
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新興航空会社のスカイマークは24日、4月に就航したばかりの

茨城空港~神戸空港(1日1往復)線を9月に休止すると発表した。


「茨城空港は航空自衛隊への配慮が予想以上に必要で

安定運航ができない」との理由だが、半年たたないうちの

事実上の撤退宣言に、地元や国土交通省からは

「あまりに無責任」との声が上がっている。


(日本経済新聞WEB刊 2010/6/24 20:56)


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■■ このニュースにひとこと
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茨城空港、早くもピンチですね。

まぁ開港前から収益の見込みがいきなり赤字だったわけですから、

最初からピンチだったと言えばそれまでですが。。。

(税金投入していきなり赤字って…)


つい先日の6/7には明るいニュースもありました。

中国の格安航空会社(ローコストキャリア、LCC)の春秋航空が、

定期就航を視野に入れて上海便の「プログラムチャーター」を

開始する、と言うものです。


いわばお試し期間の間で定期就航の可否を判断しようと

言うものですね。


せっかく作った空港ですから、どうせなら黒字化して欲しいですね。

この春秋航空との話もうまく進んで欲しいものです。


でも、これだけではまず黒字化は無理ですよねぇ。


思うに、茨城空港はプライベートジェット専用空港として

活用するのがベストなのではと思います。


世界の富豪や大企業の経営者は、旅行や出張のスケジュールを

自由に組むためにプライベートジェットを利用します。


しかし、東京近辺にはプライベートジェットの離発着を

行える空港や整備拠点が無いのです。そのため、東京は

アクセスが悪いとみなされてしまい、シンガポールなどに

客を取られてしまっています。


東京は気候も比較的安定しているうえ、生活インフラも

整った素晴らしい都市です。

プライベートジェット専用空港を整備するだけで

東京にはもっと多くのセレブ達が集まるはず。

大企業の経営者が集まり、日本支社の開設が増えれば

それだけ新たな雇用も生まれます。


茨城空港を活用することで空港を黒字化させるだけでなく、

日本経済全体にもプラス効果があるというわけです。


意外にも茨城空港は大きなポテンシャルを秘めているんですね
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■■ 幸福度指数は無駄
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「国民の幸福度など計っても無駄です。そもそも幸せは計れないもの。

国民総生産は生産物を市場価格に換算して足し合わせる。

ところが幸福は人それぞれ、市場価格などで換算できず

足し算できない。」

(中略)

「目的は国民の幸せ、経済成長は重要な手段です。

目的と手段を取り違えてはいけません。」


(日本経済新聞 2010/6/21 朝刊)

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■■ このニュースにひとこと
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最近、政治家が「幸福度指標」を作ろうと発言を繰り返しています。

「幸福度指標」とは、インドと中国に挟まれた人口約70万人の国、

ブータンの「国民総幸福量」がモデルの概念です。


この考え方は本来非常に素晴らしいもので、国民の幸せを

最大化するために、国民の幸福度を推し量ろうというものです。

近年、日本以外の国々からも注目を浴びています。


しかし、日本の政治家はこの概念を「逃げ」に使っては

いないでしょうか。


今年、中国に経済大国世界2位の座を明け渡すことが

ほぼ確実になり、何かと明るい話題の少ない日本。

「これからは経済成長ではなく、幸福度だ!」

と話す政治家を見ていると、「経済はどうにもならないけど、

もっと大切なことは皆さんの心の中にあるでしょう?」とでも

言っているようで、何だか白けてしまいますね。


日本の政治家は国民の幸福度を推し量って、

何を実現させたいのでしょうか。

経済成長がもちろん全てではありませんが、

逃げてしまっては経済成長はおろか、

国民の幸福度も下がってしまう気がします。
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■■ 楽天、欧州市場に参入 2億ユーロで仏大手を買収
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楽天は17日、仏電子商取引(EC)大手のプライスミニスター社

(本社パリ)を買収すると発表した。買収価格は約2億ユーロで、

楽天の欧州子会社を通じて7月中に全株式の取得を目指す。


欧州で楽天がEC市場に本格参入するのは初めてだという。


プライスミニスター社はフランスを中心に英国やスペインでも

EC事業を展開し、旅行価格比較サイトや不動産情報サイトを

運営している。


フランスでの拠点を確保するとともに、楽天のノウハウを

活用して欧州での事業展開を加速する。


(日本経済新聞WEB刊 2010/6/17 16:46)


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■■ このニュースにひとこと
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楽天はこのところ海外展開を加速させていますね。

2008年の台湾進出に始まり、タイ、中国、米国、インドネシアと続き、

今回はついに欧州進出です。凄い勢いですね。


楽天の三木谷社長は今年度中に10カ国への進出を目指しているそうです。

ということは、少なくともあと4カ国には近いうちに進出すると

いうことですね


先日、『カンブリア宮殿』にGREEの田中社長が登場しているのを観ました。

田中社長は元々楽天で働いていたのですが、楽天時代を振り返って

「三木谷さんは非常に決断のスピードが早い。それなのに非常に緻密だ」

とコメントしていました。


楽天の社是は『スピード!!スピード!!スピード!!』ですしね。

なるほどと言った感じです。


そういえば楽天は今年の4月から社内の公用語が英語になったそうです。

新卒採用も3割が外国籍。


社内の公用語をいきなり英語に変えるとは、非常に大胆ですね。

でも、その裏には世界進出への強い決意と緻密な戦略を感じます。
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■■ 富士通と東芝:携帯電話機事業の統合で合意 国内2位に
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富士通と東芝は17日、携帯電話機事業を統合することで

基本合意したと発表した。共同出資会社を10月に設立する。


両社の国内シェアを合計すると2割弱を占め、

統合後は国内第2位のグループとなる。


多機能携帯電話(スマートフォン)などの製品開発力を強化し、

国内シェア首位を目指す。


富士通と新会社を合わせた国内出荷台数の目標は

2011年度に750万台。実現できればグループの

国内シェアは25%で首位になると見込んでいる。


(毎日新聞 2010/6/17 19:51)


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■■ このニュースにひとこと
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日立・カシオ・NECに続き、今度は富士通と東芝が

携帯電話事業の統合を発表しました。


日本の携帯電話メーカーはどんどん

集約されていきますね~。

携帯電話黎明期にはもっと多くの会社が

携帯電話を製造していたのですが…


さて、上記ニュースでは国内シェアの話に終始していますが、

国内で上位に食い込めば生き残れるのでしょうか?


答えは否です。


日本は今のままでは市場がどんどん縮小していってしまいますので、

このままでは更なる再編が起こるでしょう。


ならば海外だ!と言いたいところですが、日本の携帯電話は

海外でほとんどシェアが取れていません。


日本メーカー全社を合わせても、世界首位のノキア(37.9%)は

もちろん、2位の韓国サムスン(20.6%)1社にも適いません。


日本のメディアは何でもすぐに国内シェアの話をしますが、

これからは世界シェア、もしくはアジア域内でのシェアを

もっと論じるべきだと思います。


中国は日本の10倍以上の人口を誇る巨大市場。

中国最大手の携帯電話会社、チャイナモバイルは

時価総額だけで見てもNTTドコモの3倍以上あります。


この中国市場にどう食い込み、どう成長していくのか。

そんな論調のニュースがもっと増えてくることを期待します。
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■■ 三洋電機、太陽電池の国内組み立て能力2倍に
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三洋電機は15日、国内の太陽電池の組み立て能力を

2010年度末までに09年度の2.1倍に当たる年間29万kWに

高めると発表した。


主力の滋賀工場(大津市)に装置を追加導入するなどして、

従来計画の1.7倍から上積みする。

政府の補助金制度などで急拡大する国内需要を取り込む。



同日記者会見した三洋の前田哲宏執行役員は

「(親会社の)パナソニックが持つ開発手法などを

導入しながら、できるだけ量産開始の時期を

前倒ししたい」と強調した。



(日本経済新聞電子版 2010/6/15 19:18)


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■■ このニュースにひとこと
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昨年、パナソニックグループに加わった三洋電機。

最近は太陽電池関連の報道が多く、すっかり企業イメージが

変わったように思います。


さて、三洋は今回上記のとおり太陽電池の生産量を2倍に

増やすようです。


しかし、三洋の国内シェアは17.5%と、シャープ、

京セラに次ぐ第3位。生産能力をいきなり2倍に

引き上げるのはやや無謀な気がします。


しかし、この強気の戦略にはちゃんと裏があるようです。


鍵を握るのは親会社のパナ本体ではなく、

もうひとつの子会社、パナソニック電工。


パナソニック電工は国内に約6万1000の住宅設備建材店と、

約6万7000店の電気工事店とつながりがあります。

こういった販売チャネルは地域密着型なうえ、

メンテナンスも手がけていくことになるので、

一度顧客を取り込めれば長期間収益に貢献することが

見込まれます。


この販売チャネルを活かして、一般家庭に三洋電機製の

太陽電池を販売していこうという目論見がパナにはあるようです。



さすがパナソニック、したたかですね。