3:15起床。

今までのツアー中で最も早い4時過ぎにホテルロビーに集合して、
今日はツアーの最終目的地である蘭州まで移動する。
その移動距離は約2,100km。
なんと電車だと2日かかる距離だ。
改めて中国の広大さを目の当たりにした。


今回の宿、杭州紅星文化大酒店。


当然辺りは暗く、
マイクロバスにて12人で移動。


蘭州は甘粛省にある都市。
北京よりだいぶ西に移動した位置にある。


中国ツアーで一度はお目にかかる光景。


約3時間のフライトで甘粛省蘭州に到着。
到着後の第一印象は「寒い。」笑

それもそのはず、
ここは海抜1,600mの高地。
半袖しか持って来なかった事を後に後悔する事になる。

バスで空港から移動して、
蘭州?能ホテル(字が読めず…)にチェックインした後、
お昼は蘭州名物のラーメンを頂きに皆で出かけた。


なんでも話によると、
蘭州は中国の中でも割と西方に位置する事から、
イスラム文化の影響が強く、
ラーメンも豚ではなく、中国では珍しい牛骨ベース。
麺は注文を受けてから、
調理人がその場で生地から伸ばして作る、いわゆる手延べ麺。


刻んだパクチーを好きなだけかけて頂いた。
弾力のある麺と、牛骨スープは意外にもあっさりしていて、とても美味しかった。
これは日本でも流行りそうな味だと思う。


最後の会場はホテルの目の前。
甘粛大劇院。


楽屋入り口。
いつもはセキュリティが常駐していたけどこの時は居らず。


豪華な楽屋。
相変わらずここを一人で使わせていただいた。


外見からも想像出来たが、
またまた新しく美しいホールだ。


蘭州の子供達を交えてリハ中。

連日の公演を経てツアー最終日となると、
本番中はかなり演奏を楽しむ事が出来た。
まるで4日前の不安の多かったステージが嘘のようだ。
後で聞いて分かったけど、
現地のボランティアの若者達がとても機敏に動いてくれた。
彼らは日本語も堪能で、
現地スタッフ達との良いパイプになってくれてた。


そして無事に終演。
蘭州の観客は珠海に次ぐ反応が良さでとても盛り上がった。
最後は皆で「となりのトトロ」を大合唱。
二時間たっぷりのステージを終えて、
今回の中国ツアーが幕を閉じた。

終演後はホテル近くのレストランにてツアー終了の打ち上げ。

 

寝不足なのと、急激な気温変化に慣れなかったのか、
珍しく本番中から頭痛に悩まされていて、
本番が終わる頃には眉間にシワが寄る程。

参加する事を一瞬躊躇ったけど、
バイオリンのまどかちゃんに薬を貰って飲んだら、
だいぶ良くなった。
まどかちゃんありがとう。

そして料理の数々。
さほど辛くもなく、野菜、肉、魚と豪華な料理を振舞って頂いた。


締めに飲んだのがこのお茶。


蘭州名物の「三泡台」。
柑橘系の風味と僅かな甘さを感じたと思ったら、
後からしっかりと茶葉の香りが楽しめる。
これは初めての体験。


しかも飲んでも飲んでも、
店員がお湯を継ぎ足してくれて、
しばらくその風味を楽しむ事が出来た。
これは良い。
明日時間があればお土産で買って行こうと思った。

12時を回る頃に解散。
皆でホテルに戻った。

前回のツアーに引き続き今回もアソジアの横澤さんを始め、スタッフの方々には大変お世話になった。
ありがとうございました。 

明日の集合時間は6時半。
この分だとギリギリ5時間は寝られそうだ。
この時間で十分に幸せを感じる事ができる自分が笑えた。

明日は北京経由で日本に帰る。
トランジットを含めて9時間ほどの移動になりそうだ。
皆さんお疲れ様でした^ ^