
マイケル・ジャクソン THIS IS IT
監督 ケニー・オルテガ/製作'09年
111分
http://www.sonypictures.jp/movies/michaeljacksonthisisit/
2009年6月25日に急逝した“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソン
彼のラストコンサートとなるはずだったロンドン公演のリハーサル映像を
コンサートプロデューサーでもあったケニー・オルテガが映画化
「THIS IS IT」のオーディションの模様からリハーサル風景、本来記録用
として収録されていた貴重な映像を基にドキュメンタリーに構成さていて
時にその一員としてリハーサル現場に、そして観客として最前列にいるか
のような錯覚に陥る...。
あまりコンサートやライブに行く方ではないが "Dangerous Tour 1992"
のチケットを無理を言ってお願いし、年末の寒い中、当日39℃の高熱を
出しフラフラしながらも東京ドームに...
アリーナ席のセンター度正面から初めて見たマイケル
前日行った友人たちに聞いてはいたが、ステージの床から飛び出す登場に
最近の神は降臨しないのだな...と衝撃を受け
特許取ってるだろうけど、当時は斬新だったよなぁ
更にそのままピクリともせず一分以上...(体感は5分以上はあったかと)
通常その歌声とダンスで魅了するはずなのに、敢えて逆のパフォーマンス
で会場のボルテージが一瞬にして最高潮に達した時に感じた震えは今も忘
れられない
その死の直前まで行われていた猛特訓に時折垣間みる素顔、この映像が世
に披露されるのは彼にとって本意でなかったかもしれない
だが、才能に溢れ華のある選りすぐりのメンバーの中でも異彩を放つ存在
感、まだ見たことのないステージを目指して細部にいたるまでのこだわり
や冒険し続ける姿に復帰に懸ける想いが感じられ、ファンにとっては舞台
上の彼の一挙手一投足に目が離せないだろう
17年前は絶頂期だったのではと思っていたが、この日の彼は50にしてあ
の時と何等変わらなく見え、丸の内ピカデリー1の観客は東京ドームと同
じように2F席から1F最前列まで超満員に膨れ上がっていた