


それまでは人を欺くのが好きな芸術家だろうくらいの感覚で
彼のだまし絵、それらが版画であるのすら知らなかった
若かりし頃のエッシャーは日本で暮らしていた時期があり、最初は普通(といってもその頃から特異な視点で)の版画家として、人物や昆虫、風景を彫っていたが、その後、建築物の幾何学模様を見て "平面の正則分割" に興味をそそられるように
最終的には空間の歪みや遠近法の技術を使ったり、二次元の紙の上で決して存在しない三次元を表現したりと、遊び心に溢れただまし絵を数多く作りだし、今回はその全過程の中から約180店が展示
しかし生涯最後の作品は意外にも...
「平面の正則分割」制作のための記録ノートを理解しようと一生懸命見てたら頭がクラクラしてきた
習作だけ見ても凄いのに、ましてやそれを版画にするなんて、実際の制作の映像見たらその緻密さに気が遠くなる
やっぱり凡人は作品見るだけで充分
タッチ式のディスプレイで作品動かしたり、無料でNINTENDO DS Lite(初めて触れたが、こいつは中々の優れもの)で音声ガイドも利用出来て楽しめた
出口のガチャガチャのやり過ぎに注意!
ちなみにコレ↓はエッシャーのだまし絵要素を含んだThe new Audi A6のCM
http://www.youtube.com/watch?v=6pc5ZdvS3Io
CGの技術によってありえない走り、海外のCMは面白いなぁ
スーパーエッシャー展
2006.11.11(土)~2007.1.13(土)
渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.ntv.co.jp/escher/#