
監督 滝田洋二郎/脚本 小山薫堂 130分
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チェロ奏者の大悟(本木雅弘)は所属するオーケストラが解散し、妻の美香(広末涼子)を連れて、母が残した故郷山形の家に帰ってくる
求人広告で見つけたNKエージェントに面接に出かけ、社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、その仕事は遺体を棺に納める納棺師であった
最初は妻にも言えず馴染めない大悟だったが、社長に指導を受け行動を共にし、さまざまな境遇の別れに立ち会ううちに、この仕事にやりがいを感じていく
旅先で遭遇した納棺の儀式に感銘を受けた本木雅弘が発案だとか
彼の美しく厳かな所作にも注目、まさにはまり役、この役出来る人そうはいないのでは
どこか胡散臭くて恍けている山崎努は相変わらずいい味出してて、時に息を飲み込むほど引き込まれ
他のキャストにも実力者がずらりと揃い、個々に存在感を出し伏線を敷いている
涙と笑い、フリもしっかり効いていて、所々に心に残るいいシーン多いし、様々な感情が引き出され、観終わる頃にかスッキリして気分が良かった
初めて映画脚本を手がけた小山薫堂、緻密に計算された構成はさすが放送作家、ほんと多才だな
誰もがいつかは迎える旅立ちの儀式、特に親しい方を送り出した経験がある人なら、涙なくしては見られない
いや~久々に泣けたなぁ
モントリオール世界映画祭グランプリ受賞
★★★★★
渋谷シネパレス1 ★★★
http://www.mitsuba-inc.co.jp/scp/
1階の後ろか2階の前の方の席が見やすそう
毎週木曜日のメンズデー(レディースデーは水曜日)1,000円は他になくお得