今朝もいろんなニュースが絶えること無く入ってきますが、
その多くは「自己中心」から起こるものが少なくありません。

僕が塾講師やカウンセリングの仕事をしていた頃から予想していた通りの社会へと崩落していることが、
情報やニュース等から読み取れます。
今朝のこの番組でも取り挙げられた事故事件で、
先ずはカート利用者による危険行為や事故ですが、
進路変更をする時には車からカートは見えにくいものです。
ですから、
車線変更などする時にはカートのドライバーは車以上に周りの車や人の動きに注意が必要ですね。
そしてもう一つ、
昨年北海道で起きた首無し殺人事件ですが、
子育てに大きな問題があることが根本的な原因となっていることは明らかです。
僕もカウンセリングや家庭教師等で多くの児童生徒の家庭を訪問しましたが、
一人っ子や長男長女などを甘やかして育てる家庭が多いことも分かりました。
しかし、
子どもが多い家庭では逆に、
子どもたちが結束して親を手伝ったり素直な子どもが多いことも分かりました。
人はだれも皆、
未熟児や障害を抱えて生まれない限り、生まれた時には同じ条件ですが、
その後の家庭環境や子育て等でその子の人生は大きく分かれていきます。
先日我が家に訪ねて来られた2つの宗教の人たちも、
母子健康手帳や子育てに学校教育の事をほとんど知りませんでした。
おそらく多くの人がそうではないかと思いますね。
0歳から6歳くらいまでの幼児期で、
人格の約6割以上が完成されると言われておりますが、
それだけに幼児期の子育ては重要なのです。
ところが多くの人が、
その重要な幼児期の子育てで勘違いや間違った子育てをしているケースが多いことも見てきました。
山梨県のある家庭では、
3歳の長男に買い揃えていた絵本や図鑑などが約50万円?という方もいました。
当時僕が販売していた幼児教育用のセットを買ってくださいましたが、
本来ならそのセット1つ(当時セット価格は12万円くらいだったと思います)あれば他はいらないくらいでした。
また、
福岡市内のとある幼児教育専門の施設を訪問した時には、
赤ちゃん(0歳児)からの教育を行なっていました。
そこで1つ気づいたのは、
2歳、3歳の重要な時期に英才教育?
とんでもないですね。
本来ならその前に親がすべき事が欠けているので、
どれほど英才教育を行っても小学校、中学校と成長していく中で問題が出てくるのも少なくありません。
北海道で起きた殺人事件も、
間違った子育てや教育がとんでもない事件を起こす大人を育てるのです。
幼児期の子どもさんがいる家庭の親御さんは、
先ず母子健康手帳の重要性と母子健康手帳の後ろの方に記されている児童憲章を確り読んでの子育てをして頂きたいですね。
本当に優秀な人材とはどのような人ですか?
成績優秀であれば優秀な人材と言えますか?
一流の学校を高成績で卒業すれば優秀な人材と言えますか?
皆さんは、何を持って「優秀な人材」と言うのでしょうか?
私たち人間は、
まだまだ未完成の段階にいるのですから、
どれほど「優秀」と言われても、
それは部分的なものであって全てにおいて完成形とは言えません。
話が長くなりましたが、
とにかく子育てと教育を根本から見直さなければならないという事です。
今後日本は消滅しても、
子どもたちは新たな時代を生きていくのですから、
親も教育者も、子育てや教育を確りと見直すべきですね。
今後一人でも多くの子どもたちが、
「思いやりの心」や「為に生きる」素直な大人へと成長していくことを願っております。
