先程まで夕方のニュースを見ておりましたが、
今日は火曜日だということにふと気づき、
よく見るチャンネルへ替えた直後の放送内容を見て家内と僕は思わず「あっ!」と顔を見合わせた。
何故なら、
僕と家内が実際に体験した出来事と同じような体験談だったからです。

ところで僕と家内が体験したというのは、
今から20年ほど前だったと思いますが、
僕と家内は布団を並べて寝ていました。
ある日の夜中、
眠っていると何やら黒い人影が隣りにいる家内を乗り越えて僕の足元へやって来ました、
するとその黒い影が僕の両足を掴んで少し引きずったのです。
僕は余りにも突然の出来事につい、
「お前は誰かっ」
と叫ぶと黒い影は消えたので、
その時は一瞬夢だと思ったのですが、
僕より一瞬先に起き上がった家内が側の棚に置いてあった聖塩(キリスト教などで霊を払ったり清めるのに使う塩)を手に取ると、
「いま、誰か分からないけど黒い影が私を越えて行った」
と叫びながら聖塩を振りまいていました。
その時初めて、
何者かが僕の足を引っ張ったのは夢ではない事に気づきました。
それから1週間後、
ずっと黒い人影の事が気になって日田市へ向かいました。
そしてむかしの知り合いを訪ねて気になっている知人の事を尋ねると、
その知人は数年前に自殺したと知らされ驚きました。
とにかくお線香あげるだけでもと思い、その知人の自宅を訪ねると、
玄関横の広間の戸が開けられていたので声をかけると、
知人の奥さんが座敷へ這うようにして出てきました。
「足をどうかされたんですか?」
と、尋ねると、
「一週間前に近くの田んぼの土手で転んで両足首を痛めたので病院へ行ったけど、病院では治せないと言われました」
と言うので再び驚きました。
そう、
一週間前の深夜に黒い人影から両足首を掴まれて引っ張られたからです。
取り敢えず何も準備していなかったので、
お仏壇へ手を合わせ知人の供養をさせていただきましたが、
直ぐに奥さんにまた来ることを伝えてその家を後にしました。
それで、
1週間前の深夜の出来事の意味が分かりました。
しかし、
その後いろいろと仕事のトラブルが続き、
知人の奥さんのことは気になるものの結局未だにその知人の家へは行けてません。
今夜のテレビでその事を思い出したので、
近い内に改めてその知人の家を訪ねて見ようと思います。
あれから20年?もの時間が過ぎているので、
その奥さんの両足首が治っていることを願っております。