僕もむかしはカウンセリングの仕事もしておりましたが、
日本で「カウンセラー」という言葉が聞こえ始めたのは随分後のことでした。
その頃でも日本のカウンセラーは、
欧米に比べれば約100年遅れているとさえ言われてました。
当然ですが、
僕が学校を回り始めた頃にはまだ、
「スクール・カウンセラー」などというものは無く、
学校内では生徒指導担当教師、地域では市区町村の教育委員会や県の教育事務所等に相談員がいました。
それでも多くの問題は解決できず、
同じ問題が繰り返されたり指導した生徒が水面下で別の問題に走ることもしばしばありました。
郊外で指導した案件について、
学校へ報告すると学校の間違った指導で更に児童生徒の問題が大きくなることも少なくなく、
そのようなことが数回続いたあと僕が係わった問題については学校へも相談員へも報告しなくなりました。
※⬇臨床心理士でスクール・カウンセラー監修!
この本を今、
久しぶりに出してきましたが、
何度読んでも「プロカウンセラー」を育てるには情報が足りませんね。
というよりも、
この本の内容はカウンセラーになりたい人向けではなく、
一般の人が持つべき知識レベルしかありませんので、
僕にはほとんど参考になりませんが、僕に参考になることは、
このようなカウンセリングの本(他の本も含む)で分かることは何故優秀なカウンセラーが育たないかという理由です。
テレビでも何度か、
グループカウンセリングを行っているところなど見ましたが、
どうしても肝心なところが抜けてますね。
そもそもカウンセラーは、
医者以上に人間のことを知らなければなりません。
いや、
医者だけではなく教育者以上の事も知らなければなりませんね。
これまでにも何度と無くニュースでも報道されましたが、
何らかの罪を犯しカウンセリングを受けていても再び罪を犯すというような事案です。
仮に1人のカウンセラーが100件の相談を受けたとして、
現役のカウンセラーの多くは自己満足で終わることが多いようです。
ましてや、
スクール・カウンセラーは特にそうですね。
そのスクール・カウンセラーが担当した学校を回っても、
児童生徒の問題は解決できてないことが多く、
僕もその後の相談を受けたこともあります。
では何故、
専門教育まで受けて資格まで盛っていてもカウンセリングがうまく出来ないのか?
それは、
一言で言えば「人間のことを良く理解できていない」ということです。
何度も言いますが、
宗教と科学、人間と他の生き物の違い、心と体などの「原理(仕組み)」が正しく理解出来ていないということです。
この事は、
カウンセラーに限らず特に教師や医者をはじめ、
人の命や人生に直接関わる仕事の人は特に知って当たり前の事です。
それが出来ていないから、
科学が発達した現代社会でもいろんな問題は減るどころか増えるばかりなのです。
ましてや、
宗教や道徳を無視したり否定する人には、
人の命や人生に関わる仕事は無理です。
大学や大学院でも、
共産主義思想の強い教授には、
理解できないことでしょうね。
ですから以前にある大学病院に通院していた高校生を引き取り、
約半年間で治したとき話を聞きたいと言ってきた医師に会わなかったのです。
皆さんも、
この程度の知識は持たなければなりませんし、
原理(仕組み)が分かれば虚偽報道やデマ、フェイクニュースなどに惑わされず、
真実や事実を見抜くことが増えるでしょう。
今後も皆様の自由と健康と安全が守られますよう願っております。