今朝も様々なニュースが入ってきますが、
テレビでは宝塚歌劇団の問題についても報じられました。
※⬇テレビ番組表より!
昨日の宝塚歌劇団側の記者会見と、
被害者遺族側の記者会見がありましたが、
一番の問題は1人の命が失われたということです。
改めて被害者の御冥福をお祈り申し上げます。
第三者としての僕の私見は、
宝塚歌劇団側の伝統を守り継承していく為にも規律が必要であることは分かります。
しかしそこには、
注意が必要な事は言うまでもありません。
何故ならこのような事件は、
宝塚歌劇団に限らず一般企業や学校、メディア、公務員などなど、
あらゆるところで起きていることだからです。
電通社員の自殺や国家公務員の自殺なども、
ある意味同じように周りから追い込まれて自らの命を断ったのですから、
この宝塚歌劇団員の事件でも同じでしょう。
このような集団における規律や指導の在り方は、
企業や団体などのリーダーを中心に所属する個々との上下左右の連携と信頼関係は勿論、
指導者の資質や指導能力、そして指導を受ける側との信頼関係が重要ですよね。
僕も教え子を引っ叩いたことはありましたが、
それが問題になることもなく、むしろ教え子たちは素直に受け入れて変わっていきました。
ただしこのような指導には、
指導する側と指導を受ける側との信頼関係は必要不可欠であり、
引っ叩く事で指導する側に怪我をさせてはいけません。
また、
指導を受ける側が納得しなければ、
それは「虐待」や「いじめ」という事件ですよ。
宝塚歌劇団員の死亡については、
指導を受ける側が命を落としているのですから、
これは「指導」の領域を越えて犯罪とも等しいのではないでしょうか。
とくに近年の若者たちは、
子どもの頃から親に叱られることもなく、喧嘩をすることもなく、
世間の厳しさも知らずに甘やかされて育つ子も多いですからね。
それに輪をかけたように、
「自由」という言葉の本当の意味も教えられない学校や家庭で育つのですから、
自己中心的でわがままな大人がどれだけ多くいますか。
事が起これば「自己保身」的な発言が多く、
子どものような言い訳ばかりをする者も多いですよね。
宝塚歌劇団の問題にしても、
メディアや公務員など多くの問題にしても、
結局のところ一言で言えば「人間失格」ですよ。
人間と人間以外の生き物の大きな違いを知ること、
見えない世界の存在や仕組みを知ること、
もっと学ばなければならないことは多いのに学校敎育ではそのようなことは指導できません。
しかし今のままでは、
まだまだ多くの水面下の問題が溢れ出てくるでしょう。
今後も皆様の自由と健康と安全が守られますよう願うばかりです。