きょうもいろんな出来事が起きておりますが、
埼玉では中学校で傷害事件が発生したというニュースもありましたね。
ニュースに依ると、
逮捕されたのは十代の若者であること、
若者は近隣で猫の切断事件への関与をほのめかしているということです。
昔からこのような事件はありましたが、
人への殺傷事件等を起こす前に動物の命を奪ったりするなど、
事前の行動に変化が現れることはよくありますね。
子どもたちは、
日常的に悩みや苦しみを抱えているケースが非常に多いのですが、
子どもたちをそのように苦しめている親や教師をはじめとする周りの大人たちは、
子どもの変化に気づかない、気づけない大人が多いという問題は昔から僕が疑問に思うことです。
昔はよく、
いろんな学校を訪問すると、
校内に入った瞬間に学校の異常さに気づいたものです。
校内で子どもたちの様子を見れば、
学校の問題も見えてくるのです。
また、
公園や駅などで子どもたちと少しでも話せば、
悩みや苦しみも見えて来ます。
昔ある日、
駅裏の公園でベンチに座る3人の女子中学生に逢いました。
楽しそうに話していたので声をかけ、
15分くらい話している間にその子どもたちの成績やいろんなことが見えてきました。
子どもたちは初めて遭ったばかりで成績など見抜かれて驚いたようですが、
当時は僕も塾の講師やカウンセリングなどを行っていたので、
子どもたちの悩みや苦しみなどを見抜くのは簡単でした。
むしろ、
毎日子どもたちと接している親や教師が、
子どもたちの悩み苦しみなど問題を見抜けない事や気付けないことの方が僕には不思議ですね。
それだけ、
人のことよりも、子どもの事よりも自分の事ばかりしか考えない大人が多いのでしょう。
また、
大人の目線で子どもたちを見てしまうから、
子どもの心が見えてこないのでしょうね。
子どもは大人のことが分からなくて当然ですが、
大人は自ら子ども時代を通過しているので子どものことをもっと知って当然のはずですよね。
とにかく大人がキチンと責任と義務を果たせるようになれば、
もう少し子どもたちのことが見えてくるのではないでしょうか。
今後、一人でも多くの子どもたちが、
大人の犠牲から救われることを願うばかりです。