先日の元F1ドライバーに続いて今日は、
もう一人のF1ドライバーの話です。
ある日、
久しぶりにオートポリスへ行くとスタッフから、
「ネルソン・ピケ選手が先程帰ったばかりですよ」
と言うのでガッカリ、オートポリスを後にして仕事へ向かうことにしました。
オートポリスを出て上津江村の山道を走っているとき、
ネルソン・ピケにどうしても会いたいという気持ちが高まり、
もしかしたら会えるかもと思うと、オートポリスへ引き返すことにしました。
そしてオートポリスの敷地にあるホテル(現在は取り壊されてありません)の玄関前に車を停めると、
車を降りて玄関のドアを開けました。
すると中からスタッフの男性が出てきたのでネルソン・ピケ選手に会いたいと伝えると、
「そうですか、たまたま迎えのヘリが遅れていて待っているところです。チョット待ってください」
と言って一旦中へ入っていきました。
やがて戻って来たスタッフから、
「中に居るので入ってきてください」
と言うので後について中へ入るとロビーにネルソン・ピケ選手やオートポリス創立者の鶴巻社長と副社長など数名がいました。
スタッフが用意してくださったネルソン・ピケの隣の椅子に座ると何故か皆からの視線が僕に・・・・
何だか恥ずかしくなりましたが、
たまたま持っていた写真を出してネルソン・ピケにサインを求めると快くサインをしてくれました。

この事故から数日が過ぎたある日、
仕事で福岡へ向かっているとオートポリスのスタッフから電話があり、
「ネルソン・ピケがいま、車椅子でオートポリスに来ているけどこちらへ来れますか」
と言ってきました。
ネルソン・ピケ氏には一度会って、
事故の事を御詫びしたいと思う気もちはありましたが、
既に福岡県内を移動中でしたので、
「申し訳ありませんが、今日は行けません」
と言って電話を切りました。
その後もネルソン・ピケ氏に会うことはありませんが、
ネルソン・ピケ氏は元々会社経営をされていましたので、
今でもお元気でお仕事されているのではと思いますが、
これからもお元気でお過ごしされますよう願っております。