科学が発達した現代社会でも、
解決出来ない問題は減少するどころか増えているのが実情ですが、
何故、そのようなことになるのでしょうね。
もしかして、
「科学」という迷信に惑わされているのではないでしょうか。
何事も「結果」に対する解析や分析は科学的には得意でも、
根本的な「原因」については科学だけでは解決出来ないことも多いですよね。
そもそも森羅万象は、
「有形」と「無形」の2つの相対関係性から成り立っているのですが、
世界の多くの人は「有形」、つまり物理的な面(結果)からのみ分析が進み、
全てが科学で解決できるというような妄想に駆られているのではないでしょうか?
科学では解決出来ない問題は、
本来なら宗教が果たすべき役割なのですが、
多くの人は宗教を否定し、
宗教信仰者もまた宗教の目的や役割が果たせない事が、
あらゆる危機の増加を招いていることも事実です。
今朝のテレビでも、
福岡市博多駅近くで起きたストーカー殺人事件について議論がされていましたが、
「無宗教」などと言う人たちには尚更原因を見出すことは無理ですね。
原因を知らなければ、
ストーカー犯罪を無くすことも出来ません。
このような事件だけでなく、
コロナウイルスなどのウイルスや病気についても同じく、
医療(科学)だけでは解決することは出来ません。
病気等を無くすには、
科学(医療)と宗教(カウンセリング)が1つになったとき、
初めて「病気の根治」ができるようになるのです。
病気の多くは「心因性」ですが、
たとえ心因性でも身体に影響が及べばカウンセリングだけでは難しい事もあります。
僕の経験では、
多くはカウンセリングで治せますが、
中には一時的に医療(科学)の支援が必要な事もあります。
実は先日、
家内の薬をもらいにとあるクリニックへ行ってきましたが、
何年ぶりだろ、そこで知り合いの娘さんに逢いました。
すると娘さんの身体に異変が起きていて苦しそうな表情をしていたので、
「○○さん、きついやろ」
と、訪ねると、右手で首の辺りを支えながら、
「きつい、ほとんどベッドに寝てる」
と言ってきました。
じつは彼女、
10年ほど前に初めて逢った時には既に精神疾患を患っており、
落ち着きがなくて会話も難しいく笑顔もありませんでした。
しかし会うたびに僕から声掛けをしているうちに、
少しずつ笑顔が見られるようになり、僕からの問いかけにも答えてくれるようになり、
表情も少しずつ明るくなり病気の改善も見られていました。
しかしそのうちに彼女に逢うことはなくなりしたが、
その後一度だけあるイベントでたまたま会える機会があり、
その時初めて、彼女から僕に楽しそうに話しかけてきました。
当時彼女はある障害者施設で作業療法を受けており、
その話を楽しそうにしてきたのを見て僕も病気の改善が見られて嬉しかったですね。
ところが先日の様子は、
明らかに薬の副作用と人間関係に苦しんでいる様子が見て取れました。
しかし場所が場所だけに、
ゆっくり話も出来ずその場は、
「早く治るといいね」と言って別れましたが、
精神疾患は特に医療機関の治療だけでは治らない厄介なものです。
本来ならカウンセリングが必要なのですが、
このカウンセリングも家族や一部の我の強い人には難しいという問題もありますけどね。
何れにしても、
この世には科学だけでは解決出来ない事が、
世界中に溢れている事も知らなければなりません。
とはいえ、
日本社会もおかしなもので、
カウンセリングがよく理解できていないのでしょうね、
本來なら1つのカウンセラーで済むことを、
産業カウンセラー、スクールカウンセラー、コーチング、メンタル・ヘルスケアマネージャーなどと振り分け、
その指導の中心となる「心理学」も発達心理学、教育心理学、社会心理学、犯罪心理学などなど多くの分野に別れ、
更には動物心理学などという意味のないものまであるんですね。
そして、
臨床心理士をはじめ、
○○心理士などという分野まで作る始末。
それでいてその効果はというと、
ほとんど役割を果たしていないのが実情です。
本来なら1つで済むものを、
多くの分野へと分割していくのはある意味「悪」ですね。
皆さんも、
役所や病院などでたらい回しにされたことありませんか?
犯罪が無くならないのも病気が無くならないのも、
良かれと思うことがむしろ悪循環を生み出していることも知らなければなりませんね。
何れにしても現代社会は、
一度崩壊してしまいますが、
そこまで成らなければ気づかないというのも哀しいですね。
今後も皆様の自由と健康と安全が守られますよう願っております。