今朝のフジテレビ系番組、
「日曜報道THE PRIME」で、
「日本人はどう働くか? ジョブ型雇用の課題」
というサブタイトルでアメリカなどの働き方と日本の働き方等についての話題もありました。
※⬇テレビ番組表より。
世界最大のIT企業、AmazonやTwitter等のトップ企業の働き方や給料などについて、
日本と比べると?
そもそも思想や歴史など根本的に日本とは異なるので難しいところもありますが、
テレビで話題になったのが、
いま話題の資産家世界トップになったイーロン・マスク氏のジョブ型雇用についてでした。
つまり、
日本のように週間労働時間40時間などと決めて働くのか、
それとも週間の労働時間など決めずに50時間でも、 80 時間でも目的を達成するまで働くというジョブ型の働き方なのか、
ということで、
このジョブ型の働き方が果たして日本に出来るのかというような話だったように思います。
実はむかしの僕の体験から2種類の働き方を話したいと思います。
ひとつは、
東京で勤めていたある個別訪問セールスの仕事をしていたときのことです。
新人の頃でしたが、
中々成績が上がらないある日のことでした。
夕方5時までには帰社しなければならなかったのですが、
見込みも販売も出来なかったので会社へ電話すると直ぐに戻ってくるよう言われたので、
電話を切りそのまま仕事を続けました。
夜の9時まで頑張ったがだめだったので、
この時間だと会社に戻っても誰もいないだろうと思い帰社しました。
ドアを開けて中に入ると、
何と全員居たので驚いていると皆から、
「お前は何をしてるんだよ、皆帰れないだろう」
と言われ、
上司からも、
「お前一人のために、皆が迷惑する。明日からは、必ず5時までに帰ってくること。仕事は時間内にやれよ」
と、叱られましたが、
皆は叱るよりもホッとしたようにも見えましたが、
翌日からは、
夕方5時までに必ず帰社するようにしました。
その後まもなく、1か月間の全国販売コンクールがあり、僕の所属する支社は山梨県でした。
ところが最初の週は成績が上がらず一人だけ東京に戻され、1から一人で仕事のやり直しをして結果が出せるようになったので再び山梨へ。
その後は、
午前中は喫茶店で暇つぶしをして午後からの僅かな時間で確実に成績を上げ、
1か月後には全国で3位以内に入っていました。
そして2つ目は、
昼間のカウンセラーの仕事と夜の塾の仕事をしていた頃の事ですが、
通常は、夜の11時頃には授業も終わり、生徒が相談に来れば相談にのったり、
最後は当日の記録をつけて戸締まりをすれば終わりですから、深夜0時頃には仕事場を後にしていました。
しかし、
時々生徒が帰って行った後に、
講師みんなで夏期講座など特別授業のある時など、
授業で使用する問題集を作ることがありましたが、そんなときはほとんど徹夜が多かったですね。
仕事が終わる頃には夜が明けることもよくありました。
しかし、
だからといって、
たとえ徹夜になっても問題集作りの時間の給料など無く無料奉仕でしたが、
それでも文句を言う講師など一人もいませんでした。
当然ですが僕も、
朝帰りして風呂に入ると直ぐに昼の仕事へ行ってましたが、
僕には楽しくて充実していました。
世間では「働き方改革」などと言われておりますが、
何をどのように変えているのでしょうか?
以前に、
ある人から、「今はまだ、『奴隷労働(どれいろうどう)』が主体だから、これからは『趣味労働(しゅみろうどう)』にしていかないとね」
という話を聞いたことを思い出しました。
皆さんもそうだと思いますが、
自分の好きなことをしているときは、
何の苦痛もなく長い時間でも出来ますよね。
それが「仕事」となると苦痛になる、
つまり、
「家族ため」とか「これしか出来ないから」など「○○のためだから仕方ない」という気持ちで仕事をしていませんか?
これが「奴隷労働」と言うのでしょうね。
長年喘息で苦しんだ僕が、
塾の講師という教育関連の仕事に就いた途端に完治し、
仕事も楽しく出来ていましたから、これがいわゆる「趣味労働」になるんでしょうね。
今朝の番組でも話されていた「ジョブ型」というのも、
「趣味労働」、つまり自分の好きな仕事、
自分の天職に就くことが出来れば可能でしょうね。