以前にも書きましたが、
「怒る」と「叱る」は区別すると良いですね。
「怒る」とは、
親や教師など自分の感情で子どもを怒るので、
子どもには伝わらずかえって反感を買う事になるだけで、
子どもは言うことを聞かなくなります。
一方で「叱る」とは、
自分の感情ではなく、
その子のしたことの周りへの影響や将来性などを考え、
社会の一員として良くないことをしていれば厳しく叱る。
また、
叱った後にフォローをきちんとしなければ意味がないですね。
僕の場合は、
3度の注意を聞かなければ4度目は引っ叩くようにしています。
ただし、
子どもに怪我をさせるような引っ叩き方は絶対にしてはいけません。
刺激を与えるだけです。
僕も塾や家庭教師をしていた頃、
3度の注意を聞かない場合は引っ叩くようにしていましたが、
9割以上の子どもはそれから心を入れ替え変わりました。
しかし、
それでも変わらない子どもも勿論いましたが、
その場合は塾から休塾させるか退塾させていました。
家庭教師では、
親もいるので殆どの子どもは変わりますが、
中には親に問題があり家庭教師を断ったこともありましたね。
でも、
本当は親、又は教師がこのようなことをしなければなりません。
ですから、
親・教師が賢くならなければいけないということですね。
僕が子どもを引っ叩いて問題になったことはなく、
その場では文句を言ってきた子どももその後は変わりました。
またある生徒から、
「学校に生徒に暴力を振るう教師が3人いるけど、一人は殴られても納得する」
ということを聞いて教育委員会へ教師の指導を依頼したが、
「問題の教師、二人は他の学校へ移動させました」
という教育委員会からの報告を受け、
「教育委員会もダメだ」
と思いました。
それはなぜでしょうか?
これくらいは分からなければなりませんね。
現在も悩み、苦しんでいる子どもたちが大勢います、
親・教師はそれを見抜いて救わなければなりません。
子どもの問題の第一原因は家庭にあり、
第二の原因は学校にあることを知らなければなりません。
本来なら家庭で原因を無くさなければなりませんが、
家庭に問題があれば学校でその問題を解決しなければなりません。
それを僕は行っていました。
ですから、
家庭でも学校でも出来るはずです。
一人でも多くの子どもたちが救われることを願っております。