改めて皆さんにお訪ねします。


「学校」とはなんですか?


「教育」とはなんですか?


「教師」の仕事とはどのようなものですか?


僕が学校や教育それに教師などについて疑問を持ち始めたのは、


中学生の頃からでした。


それで、


親や学校の先生から高校進学を勧められましたが、


高校への進学は断りました。


そもそも学校教育などに疑問をもつ者が、


高校などへ進学しても意味がないと思っていたからです。


しかしその疑問の殆どは、


20歳を過ぎて教育関連の仕事についてから解け始めました。


ところが、


カウンセリングで多くの学校を訪問したり、


塾などで子ども達の指導に携わっているうちに、


中学生の頃の疑問とは異なる別の疑問が増えてきました。


そもそも大人が原因で子ども達の問題が発生しているのに、


何故、大人たちは子どもの問題として捉えているのでしょうか。


「いじめ」問題は勿論、喫煙や飲酒、暴力、性犯罪など、


もともとは大人の姿勢や日常の在り方が原因で起きているのに、


何故、大人たちは自らを律し変わろうとしないのでしょうか。


僕はよく、


「大人に成りきれない大人」


ということを書きますが、


社会を見渡せば自己中心でワガママで無責任な大人が多いことに気づきますね。


そのような大人たちが築いてきた社会が、


いま、崩壊への道を進んでいることにお気づきでしょうか。


以前にも書きましたように、


本来なら大人に必要な「性教育」を、


なぜ、子どもにしようと考えるのでしょうか?


大人がしっかりしていれば、


子どもたちは素直に育つのでしょうけどね。


皆さんは御存知ないでしょうけど、


将来的に現在の形の学校はなくなります。


将来の教育は形を変え、


本物の教育の時代へと変わっていきます。


アメリカや韓国など、


一部の大学を中心として世界的に新たな時代の教育への準備が進められています。


本来なら勉強嫌いな子どもなどいないことですし、


全ての子どもたちが天才なのです。


教育関係者や子どもたちの保護者の皆さんは、


今一度根本から「教育」の目的や在り方について見直すべきではないでしょうか。




この写真の「教員養成セミナー」という冊子は、

6年前に出版されたものですが、

ここに書かれている「いじめ」問題、

未だに解決の糸口すら見通しが無いでしょう。

それは、

冒頭に書きましたように、

「いじめ」問題を「大人の問題」として捉えていないからです。

困った世の中ですね。

今後は一人でも多くの子どもたちが救われることを願っております。