先日の投稿で「2つの健康」と書いてましたが、
これは皆さんもご存知のように「心」と「体」の健康ですよね。
ところが、
体の健康が悪くなれば、
誰でも直ぐに自覚できて分かりますよね。
でも、
心の健康については、
自覚が無いことや人から見ても分かりにくいので、
治せない、治らないことがほとんどです。
何故なら、
心には形もなく、見ることも、触れることも出来ないからです。
しかし、
「1+1=1」など、
原理を知る人にはそれが分かります。
心には様々な側面があります。
例えば、
以前にも「心の四つの窓」ということでお話しましたが、
①自分しか知らない自分
②他人しか知らない自分
③自他共に知っている自分
④自他共に知らない自分
このように四つの自分があります。
中でも4つめの「自他共に知らない自分」というところが最も多く、
本当の自分の能力が出せていないことが多いですね。
それからまた、
心には「精神」と「本能」があり、
ここに人と他の動物の大きな違いがあります。
このことはよく、
「⚪⚪さんは、いい年しているのに、精神的には幼いね」
と言われることがありますが、
これは一般的には「精神年齢」といわれているもので、
キリスト教などでは「霊人体」と言われています。
一方の「本能」とは肉身の心であり、
親が子育てをする子どもを守るとか、
お腹が空いたら食べ物を食する、
時期が来たら異性と共に子孫を残すなど、
これら本能的なことは私たち人間以外の生き物にもありますね。
そして更に「心」は、
本来なら私たち人間の心は「本心」のみになりますが、
この世界で生きている私たちには、
①本心、②良心1、③良心2、④邪心などと、
心のあり方が4つに分類されます。
普通は「本心」と「邪心」に分けられますが、
長年カウンセリングをしてきた僕は、
個人的に分かりやすくするために4つに分けました。
先ず①の本心とは、
完全に善を指向した思いであり、
全ての行動を「善行」へと導く心です。
次に「良心1」とは、
本心に近い良心で、
人への思いやりや優しさがあり、
人のために尽くす人ですが、無信仰の人たちです。
そしてもう一つの良心2とは、
表向きには人のために尽くしているようですが、
後で見返りを求めたり裏心を持った良心で、
これは邪心に近い良心です。
そして最後は「邪心」ですが、
これは誰から見ても明らかなように、
人の心(良心)を持たない冷酷な人で、
平気で人を死に追い込んだり殺害したり騙したりする人ですね。
でもこのように心が別れているのは、
この世に生まれて成長するなかで、
人の心に見えない者たちが入ってくるからです。
ですから、
心が病に陥っている人、
つまり悪事を行う人の中には、
正しく指導して導けば善人へと変われることも、
また、
それが出来ない人は永遠に消滅することも知らなければなりません。
単に「心」といっても、
「心の世界」は複雑なものです。
カウンセラーや相談者の皆さんが、
なかなか問題を解決できないのは、
私たち人間の一部しか見えていないからです。
それから、
僕は昔から「心理学」ではなく「真理学」という言葉をつかっていましたが、
「心理」を正しく知るには「真理」が解らなければならないからです。
少し長くなりましたが、
じつはコロナウイルス対策には、
このような「心」の問題が大きく関わってくることも知らなければなりません。
今後も皆様の健康と安全を願っております。