昨年はコロナで中止になりましたが、
今年はまた行うそうですね。
それが、
全国の小学生と中学生における、
国語と算数(数学)の統一テストです。
通常では、
毎年行われておりますが、
僕はこの結果を見るたびに疑問が消えません。
何故なら、
学校現場等で見る子どもたちの実力と、
全国の統一テストの結果に大きな差があるからです。
その原因のひとつには、
学校教師の指導にも原因があるのではないでしょうか。
以前に何度もお話ししましたが、
そもそも「テスト勉強」という言葉があること事態もおかしいのですが、
普通に高校、大学へと進学された皆さんはお気づきでしょうか。
本来「勉強」の目的が何であるのか、
そして「テスト」の目的は何なのか、
その目的がハッキリしていれば当然分かることですよね。
塾の講師をしていた頃僕は、
「そもそもテスト勉強など無い。事前にテスト範囲など知らなくても、突然テストを実施されても取れる点数が、本当の実力だ」
ということを指導してきました。
ところが、
子どもたちはテストが近づくと、
「テスト勉強」と称して慌てて勉強を始めます。
しかもテストが前に担当教師が、
「今度⚪⚪日にテストを行う。範囲は⚪⚪ページから⚪⚪ページ。確り勉強しておくように」
と児童・生徒へ伝えますね。
おそらく、
指導する担当者も自分の指導に自信がないのかな?
あなたは次の質問に正しく答えられますか?
「何故、勉強しなければならないのか」
「何でテストがあるんですか」
「何のために音楽や体育、美術など入試に出ない教科の勉強が必要なのか」
「算数と数学はどこが違うのか」
これらは子どもたちから多く出ていた質問の一部です。
最後に、
勉強は「入試やテスト」の為にあるのではない。
本当の「実力」とは何なのかを考える。
全国統一テストを行うのは良いが、
結果ばかりを見ては何も意味を成しませんね。
本当のプロ教育者が一人でも多く出てくることを願っております。