心の話ですが、
皆さんは体のどの部分に心があると思いますか?
胸(心臓)の辺りでしょうか?
それとも頭(脳内)でしょうか?
「心」が、
どのような形をしていて、
体のどこにあるのかも分かりませんね。
それでも、
「心」はあると信じている私たちですが、
「あの人は、心優しい人ですね」とか、
「あの人は心が荒んでいる」、
「あの人は、心無い人だね」などという言葉はよく耳にします。
何をもって其のような言葉が出るのでしょうね。
神様や霊界、幽霊などは信じないけど、
人の「心」に関しては、皆さん信じているのですよね。
不思議ですね。
例えば心と体を図解しますと、
この図の右側にあるように心と体を表すことが出来ます。
簡単に説明すれば、
図の中で(霊人体)と書いているのが「心」と思ってください、
そしてその右側の(肉身体)と書いているのが一般的に言うところの「体」に当たるものですね。
しかし、
「心」には、
更に複雑な側面があります。
1つには、
① 邪心、② 良心、③ 本心という大きく3つの側面があり、
更に②の良心については邪心寄りの良心と、本心寄りの良心に分かれますが、
これはまた、複雑に絡んでおります。
そしてもう1つ、
心には肉心(本能)と精神(霊人体)とがありますが、
これが唯一人間と動物などの他の生き物との大きな違いです。
このように書いても、
目には見えない、触れることも出来ませんので、
なかなか難しくて勘違いして捉えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここではこれ以上必要ないかと思いますので細かいことは省略しますが、
この回ではまず、
人は形もなく見ることも触れることも出来ない「心」と、
誰にも見えて触れることも出来る「体」が一つなって存在していることを意識してください。
それではまた続きは次回にしたいと思います。