教育問題が取り上げられてから、
もう何十年になるでしょうか。
僕がカウンセリングを始めたのは、
日本ではまだ、「カウンセリング」「カウンセラー」などという言葉が浸透していない頃でした。
また、
当時では社会的には、「いじめ」などという言葉はありませんでしたが、
教師による校長監禁や教員同士の教員によるいじめ問題をはじめ、
児童生徒の非行問題、不登校、校内暴力(家庭内暴力)など、
学校教育に関わる様々な問題は既に多くありました。
福岡県のある中学校では、
生徒に対して暴力を振るうという教師が3名いましたが、
生徒等の話から3人のうちの一人は、
殴られた生徒も納得し、尊敬するほど指導が確りしておりました。
しかし、
残りの二人について指導するよう市の教育委員会へ相談したところ、
後に教育委員会から聞いたのは、
「問題の教師二人は、他の地域の学校へ移動させました」
ということでした。
その話を聞いた時には、
処分の仕方の愚かさに呆れて言葉もありませんでした。
それが何故だか、
皆さんならお分かりいただけることでしょう。
そうです、
問題の教師を他の学校へ移動させただけでは問題の解決には至りません。
そこでまた、
同じことを繰り返す可能性が高いからです。
あれから既に30年以上が経ちますが、
未だに学校教育における様々な問題はほとんどと言っていいほど解決しておりません。
学校内の問題を見透かしている僕にさえ、
平気でうそを言ってくる教育関係者ですから、
信用しろという方がおかしいですね。
今回は兵庫での教師の問題が浮き彫りになりましたが、
まだまだ全国的に問題は山積しております。
マスコミは中々取り上げないのであまり知られていないようですが、
沖縄の教育問題も深刻です。
沖縄でも、
多くの子どもたちが水面下で苦しんでおります。
文科省は一体何をしているのでしょうか、
教育改革とは言いながらも、
未だになんの進展もありません。
今朝の特ダネ(フジテレビ系)でも、
この兵庫での学校教員同士のいじめ問題が放送されましたが、
昔、「日教組は、暴力団さえも驚くほどとんでもない組織ですよ」
と言うことを何度か聞いたことがありました。
とんでもない話ですね、
でも、学校回りや家庭訪問などを通してその言葉の意味がよく解りました。
文科省の教育改革、
単なる形だけではなく「中身」を確りと改革して欲しいですね。
全国で苦しんでいる子どもたちが、
一日も早く救済されますことを心から願っております。
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