中学生活といえば、

一番の楽しみが「修学旅行」ですね。

みつるも修学旅行を楽しみにしておりましたが、

残念ながら小児喘息のため旅行に行けませんでした。

このときの修学旅行には、

皆さんもよくご存知の「大阪万博」の会場も予定に入っていましたが、

残念ながら行けなかったみつるのために、

母や、姉ちゃん(実際には母の妹で伯母さん)や、おばあちゃんなど皆が気を遣ってくれて、

日田市の川開き観光際の祭りに連れていってくれました。

夜には人混みの中から眺める花火に、

修学旅行のこともすっかり忘れていたみつるでした。

修学旅行が終わった後の授業日、

学校へ行くと先生が、

「みつるくんは、修学旅行に行けなかったので、皆でお土産を買ってきました」

と言って大きな包みを2つもくださいました。

先生や皆に御礼を言って受け取ると、

直ぐにでも開けてみたい気持ちを抑えて帰宅まで確りと持ち帰りました。

帰宅して家族の前で開けてみると、

1つは大きな箱に詰められたお菓子のセットでした。

そしてもう1つは、

高さが約30cmほどもある直方体のガラスケースの中に大きな山笠?

いや、ハッキリとは覚えていないが立派な飾り物でした。

友達に万博の話を聞いたところ、

皆が話してくれたのは、

「大阪万博は、人、人、人ばかりで疲れてあまり多くは見れなかった」

ということでした。

それでもみつるには、

一生に一度の中学時代の思い出となる修学旅行に行けなかった悔しさは残りました。

ーーーーーーーーーーーーーー 続く ーーーーーーーーーーーーーー