※⬇テレビ番組表より。


フジテレビ系番組「スカッとジャパン」を観ていたのですが、

後半のストーリーに、迷子になった子どもたちが自宅へ電話して、

自分たちのいる場所が分からないという話がありました。

それを見て思い出した事があります。

それは、今から20年近く前に、

中津市で家内と所帯を持った頃のでした。

当時僕は家庭教師の仕事をしていたのですが、

中津市へ来たのは初めての家内でしたので、

車の運転が出来ることもあり、何かの時には運転を代わってもらえると思い、

家内を仕事へ一緒に連れて行っていました。

ある日、

仕事場へ着くと家内には、

「行ってくるね。2時間ちょっとで戻るから待っててくれるかな」

と言って家庭教師の仕事に入っていました。

約2時間半くらいして仕事を終えると車のところへと急ぎました。

ところが、

どこを見ても車が見当たらないんです。

携帯電話で家内に電話すると、

「ご免なさい、戻れない。ここ、どこかなぁ」

と聞いてくるんですよ。( ´゚д゚`)アチャー

「どこかなぁと言われても、電話で見えるわけないだろ。近くに何かの目印はないのか?」

と訪ねると、

見える店の名前や自分のところから見てどちらに店があるのかなど聞いて場所を頭に描くと、

僕のいる場所までの道案内をして来てもらうという事がありました。

それが、

一度や二度ではなかったんですよ。

日田市、九重町、更には福岡県朝倉市、筑前町、久留米市、八女市などなど、

何度もありました。

当時はまだ僕も、

ほとんどの地域の地図は頭に入っていたので、

遠く離れた場所にいる家内を自分のところまで道案内することも出来ましたが、

ここ10年以上は、ほとんど自動車に乗ることがない今ではちと、難しいでしょうね。(笑)

あ、そうそう、

そういえば、まだ一緒になる前にもこんなことがありました。

当時、家内はまだ佐賀にいたのですが、

日田市にいた僕に会いに来てくれた事がありました。

食事をして見送ったのが夕方近くだったかと思いますが、

夜になっても自宅に着いたという連絡がありません。

事故に逢っていなければ良いけどと心配していると、

深夜の0時ちかくだったかと思いますが電話がかかってきたので自宅に着いたのだと思いながら電話に出ると、

「ごめ~ん。道に迷って走っているうちに、車がガス欠になって動けない」

というので、周りの目印になるものを聞くと、

「JAF(ジャフ)に電話して、ガソリンを持っていってもらうからそこで待つように」

と伝えて電話を切りました。

直ぐに佐賀市内のJAFに電話してみると、

「いま出払っているので、少し時間がかかりますけど宜しいでしょうか」

とのことでしたので、

「分かりました、それじゃ僕が行くので結構です」

と言って電話を切ると直ぐに日田市内のガソリンスタンドへ行って、

取り合えず家内が自宅へ帰れるまでの分だけ購入して高速道路で佐賀へ向かいました。

頭の中の地図と霊感を働かせて佐賀のとあるインターで高速を降りると、

急いで家内のいる場所へ向かいました。

舗装された道だが狭い道を走り、

「たしか、この辺りだけどなぁ」

と、速度を落として走ると、

自動販売機の横に車を停めて待っている家内がいました。

僕が来たことに驚く家内を尻目に、

とにかく急いでガソリンを入れるとエンジンをかけて、

自宅までの道を教えて見送りました。

僕も急いで日田市の自宅へ戻ると、

「有り難う。無事に家に着いたから。でも、どうしてあの場所が分かった?」

と聞かれましたが、

「自分の庭だからだよ」

と、冗談言って済ませました。

そのような、

方向音痴の家内の出来事を思い出しましたね。(笑)

でも、

このような時ほど、

携帯電話の有り難さを感じたことはありませんでした。

しかし、

その家内も今ではゴールドの運転免許証は持っていても、

病気のため車にも乗れなくなりました。

ま、道に迷うことはなくなりましたが、

家内が運転出来ないとやはり不便ですね。

皆様も、

車を運転されるときにはくれぐれも安全運転をお願い致します。