最近高齢者による交通事故が多発しているようです

今日のバイキング(フジテレビ系)でも言われておりましたが、

交通事故が多発しているが対策はないのか?

もっと法規制を厳しくするとかなど・・・!

しかし、

飲酒運転、交通事故防止などの対策は、

これまでにも散々繰り返し、

反則金のアップや交通規制、法の整備化などいろんな形で行われてきましたが、

それでも減少するどころか反対に増加傾向にありますね。

一つには高齢化が挙げられていますが、

それは確かに要因の一つとしてはあるでしょう。

しかしそれは、

交通事故対策の重要なポイントにはならないでしょう。。

先日二人の幼児が犠牲になった滋賀県大津市の事故現場では、

歩道にガードレールなど、車の進入防止対策を等と言われておりましたが、

交通事故を無くす事には意味がないでしょうね。

交通事故を無くすには、

高度な知識教育と技術指導が重要なのですが、

現代社会では残念ながらまだまだ難しいかも知れません。

それでも、

交通事故を無くす為の対策はしていかなければなりません。

それには先ず、

交通事故の根本原因を知らなければなりません。

一般に行われているような、

法規制の強化や制度の変更、

車の改善、新たな備品設置(例えばガードレールや信号機など)及び変更等では、

交通事故を根絶するには到底至りません。

何故なら、

交通事故の本質的な要因(原因)が、

人々の日頃の生活の中にあるからです。

ほとんどの人は、

このとことなど考えないでしょうね。

むしろ、

「交通事故に、何で日頃の生活が関係あるのか」

と、思うのではないでしょうか。

ですから、

交通事故はいつまでも無くならないのでしょう。

でも、

近年では、

自動車学校等で行われている「自動車運転適性診断」がありますよね。

じつは、

このような事からみれば、

日頃の生活の中での意識や性格などから、

自動車運転に適しているかどうかもある程度分かりますね。

また、

交通事故が交通法規に関する知識や技術だけでは事故を防ぐことが出来ないのも分かります。

では、

どのようにすれば事故を減らすこと、無くす事が出来るか。

知識に関しては自動車学校ではなく、

それ以前に家庭教育と学校教育の根本的な見直しが必要です。

また、

技術の面では現在の自動車学校だけではなく、

サーキットのような場所での訓練が必要でしょう。

これを実践している企業もありますね。

じつは、熊本県菊池市にHONDA自動車が運営しているサーキットがありますが、

そこで僕が見たのは、

確か、ダスキンという会社ではなかったかと思いますが、

社員のドライブテクニック向上の訓練をしていました。

出来ればこのように、

自動車運転免許証を取得する前に、

自動車学校でこのような訓練が行われると良いのではないでしょうか。

皆さんもご存知かと思いますが、

自動車のコントロールは3つの操作しかありませんね。

① 走る(アクセル)、② 曲がる(ハンドル)、③ 止まる(ブレーキ)

の、3つの操作です。

この中でも最も難しいのが、

③ 番目のブレーキの扱い方ですね。

それでも現在の自動車のブレーキは、

レーシングカーに慣れている方には扱いにくいかと思いますが、

ABSという機能が付いているので、

昔に比べれば一般の人でも停止距離が短くなったのではないでしょうか。

近年の自動車は、

結構安全性に優れた作りになってきているようですから、

高齢者の事故防止を考えた場合に僕が気になったのは、

ほとんどの自動車が、オートマチック車になってきているために、

Dレンジで走れば、

アクセル、ハンドル、ブレーキの操作は昔と同じですが、

昔のように、

クラッチペダルを左足で踏むことがなく、

左手でレバーを操作することもない。

つまり、

楽に運転出来る反面、

油断しやすい環境が増えたのも、

交通事故が多発している要因の一つではないでしょうか?

特に高齢者の場合、

昔の車は左足、左手も忙しいほどに運転に集中しなければなりませんでしたからね。

ですから、

ブレーキとアクセルを間違えやすい要因の一つにもなるのではないでしょうか。

じつは僕も、

一度、怖い思いをしたことがありました。

運転代行をしていたある日、

お店の建物の前にある駐車場で、

お店に向けて止めてあった自動車に乗って、

バックギアに入れたつもりでアクセルを踏みましたが車が動きません。

そこでふと気づいたのが、

指先でチョンっと動かすだけのレバーがR(バック)ではなく、D(前進)に入っていたことでした。

その時は何事もなく済みましたが、

駐車場から飛び出したりする車の場合は、

このような事も起因するのではないかと思いました。

何事もそうですが、

便利になってもそれを扱うのは人間ですから、

その事を翌々考えなければなりませんね。

今回は少し長くなりましたが、

皆様が、

今後も交通事故の加害者にも被害者にもならないことを願っております。