※⬇今朝のテレビ番組表より。


今朝は、

テレビをつけたときには既に特ダネ(フジテレビ系)は始まっていました。

話題は高校教師が生徒に暴力をふるって問題になっているというものでした。

テレビでは、

モザイクつきではあるが、

教師と生徒の話のやり取りや教師が生徒を殴る場面が動画で放送されていました。

僕がこの放送を見て感じたのは、

この動画に映る全ての者に問題があるのではと思いました。

動画を見る限り、

問題の発端は殴られた生徒にあるということ。

殴った教師の指導力が少し不足していたこと。

回りにいる生徒、特に動画を撮影しているのは生徒かな?

この動画撮影している生徒も問題がありそうです。

僕はいつも言っておりますが、

そもそも問題の原点となるのが「第一原因は家庭」、

そして「第二原因は学校」であるということです。

そしてその引き金は、

そのどちらかにあります。

今朝の特ダネで挙げられたこの事件の原因と引き金も同じでしょう。

しかしこの事件、

生徒に問題があるのは明らかですね。

僕も生徒をひっぱたく事はありましたが、

そうしなければならない生徒も稀にいます。

ただ僕の場合は、

当然ですが、生徒を傷つけるほど殴ることはしませんでした。

家庭の不和による生徒の非行問題、

度を越えるとやはり話だけでは済まされないこともあります。

生徒指導での基本は、

・保護者:生徒:教師の連携と信頼関係は最低限必要

・教師の指導力(教科指導と生活指導)を強化すること

どこの学校でも、

問題を起こす生徒はいるものです。

ですから教師は、

日頃から確りした「教育者」としての能力と実力が必要です。

9割り以上の生徒は、

何らかの問題や悩みを抱えており、

中には他人から指摘されなければ気付かない生徒もいます。

ですから普段からの授業や生徒とのコミュニケーションが重要になってくるのです。

例えば教科指導についても、

教科書の内容を教えて覚えさせるだけなら子どもにでも出来ます。

プロの教育者に必要なスキルは、

指導する教科の目的や必要性、勉強法などを確りと把握し、

生徒自身が教科に興味や関心を示し、自ら勉強に取り組むようにしなければなりません。

※自ら勉強に取り組む姿勢作りは、本来家庭の役割です。

そしてもうひとつ、

生活指導ですが、

これは教師の人間性や資質が大きく関わってきます。

日頃から生徒や家族とコミュニケーションが取れているか、

教師自身に心の壁が崩せるのか、

生徒の態度や姿勢に問題があるときの対応は間違っていないか、

などなど教師が見直すべきところは沢山あります。

例えば僕の場合は、

教科指導について必ず初期の時点でその目的や必要性、勉強法などを教えます。

そして授業では教える⏰を短くして、

生徒に考えさせる、問題を解かせるなどの作業に時間をかけます。

生活指導については、

常に生徒へのコミュニケーションを取り、

家庭訪問では生徒の前で親との約束事をします。

もし素行などに問題のある生徒が居た場合には、

常にTPOを意識し、結果に拘らず原因にこだわります。

生徒との約束として、

3度までは口頭で注意し、

それでも解決できない時には生徒の頬っぺたをひっぱたきます。

ただしこの場合、1回だけ刺激を与える程度で、ゼッタイニ怪我をさせてはいけません。また、生徒との信頼関係が取れなければなりません。

もしあなたが、

喫煙している生徒を見つけたら、

どのように指導しますか?

その指導の仕方ひとつで生徒との信頼関係も違って来ますし、指導の効果も違って来ます。

家庭も学校も、

相手を攻める前に自らの在り方を見直すべきであり、

大人の目線ではなく、子どもの目線で指導に当たるべきですが、現実にはこれが出来ていないことが多いものです。

それにしても、

「再発防止に努めます」

という言葉飽きるほど聞いてきましたが、

病める子どもたちが一日も早く救済されることを願っております。