いま、高校受験用の数学の問題を見ていてふと思い出した事があります。
一クラス30人から50人のクラスで僕はよく、
子どもたちの学力や能力を一瞬に判断する方法の1つとして次の事を行っていました。
まず生徒に計算用紙を配り、
「今から簡単な計算をしてもらいます。口頭で言いますので、確り聞いて解いてください。また、計算は必ず言った順番に行ってください」
という説明から始めます。
「では、先ずは自分の好きな一桁の数字に2を掛けます。次に5を足してそれを50倍にします。それに、二桁の数字を足して、それから250を引いてください」
これを式にすると次のようになります。
◆例題(ここでは、一桁の数字6、二桁の数字を54にしました)
(6)×2+5×50+(54)-250=(654)
生徒が解き終わったら、
巡回して式や計算に間違いが無いかどうか確認します。
その時、当然カッコの中の数字や答えは各自異なりますので、その事も頭において確認します。
上記の例では、6と54と654の数字です。
この方法だと、1人数秒で確認できます。
例題のようにキチンと出来ていれば、聴解力及び計算力共に問題なしということになります。
もし、
一桁、二桁の数字と答えの数字が違えば、
聴解力、または計算力などに問題があるので、更にそれを確認していきます。
勿論これは、
素早く子どもたちの問題点を見抜く方法の一つに過ぎませんが、とても便利です。
近年では「個別指導」というのが流行っているようですが、
中学校までは、特別な理由が無い限り、学校のように集団教育をお薦めしますね。
(義務教育の学校でうまく指導出来ないのが信じられない)
一クラス40人くらいの人数の方が、子どもたちの学力や能力、個性、協調性など、
様々な分野の能力等を伸ばすのに最も適しています。
教育の正常化を早急にしていかなければ成りませんね。
※21世紀の正しい教育を早急に構築して行きましょう。