旧約聖書の箴言 15-13 に、

「心に楽しみがあれば顔色もよろこばしい、心に憂いがあれば気はふさぐ」

という聖句があります。

「心」は誰にでもあるものですが、

形が無いので見ることも触れることもできません。

しかし、

心の状態をある程度知ることは出来ますね。

その人がいま、

楽しいのか、楽しくないのか、

嬉しいのか、怒っているのか、

人によっても差はありますがだいたいのことは、顔の表情を見れば分かりますよね。

それに加え、

話をすれば尚更、心の状態を知ることが出来ます。

それでも、

もし、あなたに、

会話の中からその人の過去や未来、

または見えないところでのその人の動向等が見えてきたらどうしますか?

僕の場合、

直に相手に真相を伝えて驚かれたり、怖がられたり、変人に見られたり、正直いって複雑な心境です。

それでも僕は、

陰口が嫌いなので必要であれば相手に直接言います。

ある時このようなことがありました。

昔のことですが、

ひし形の金バッチを着けたある人が、

突然僕の後ろで刀を振り回した事がありました。

ところが数年後に友達の店で逢ったその人は金バッチを外しており普通の人に成っていました。

それでつい、

「僕の事は覚えてますか」

と尋ねると、

「誰やったかな、なんか見たことがあるような気がするけど」

と言うので、

「昔、日田の〇〇公園で突然刀を振り回したじゃないですか。あの頃の顔は鬼のようだったけど、今は優しい顔で丸くなりましたね」

と言ったら、

「ああ、そうやったかな。そか、今は顔が丸いか」

と、恥ずかしそうに頭を撫でながらニコニコしていました。

その人は、既に金バッチを外しており、

外車ではなくて国産の軽自動車で奥さんと娘さんを連れてその店に来ていました。

またある時は、

公園のベンチに座っていた女子中学生3人と話していたときの事ですが、

話していた生徒の一人の成績や嫌いな教科等が見えてきたので話したら、みんなとても驚いていました。

これはほんの一部ですが、

このように初めて出逢った人でも、

10分、15分以上話していればいろんな事が見えてきますね。

このように顔や態度、言動などに自分の心は表れますので、

日頃から楽しく過ごす努力をしていけば、自ずと幸せへの扉は開いていくでしょう。

皆様の日々における健康と安全を祈念しております。