昨夜の 「秘密のケンミンSHOW  SP」(日本テレビ系)の番組の中で、

東京へ出て驚いたことについて、地方の人へ尋ねるというコーナーがあり、いろんな回答があるのを見ていて、

自分の時はどうだったか思い出して見ました。

僕が初めて東京へ出たのは、以前にも書きましたが 20歳の時でした。

突然母親に、「東京へ行く」と言って翌日荷物を持って、

朝一番の列車で福岡の博多へ行くと、そこから新幹線で東京へ。

東京駅へ着くと、直ぐ様荷物をロッカーへ入れて、

それから一番先に行ったのが何故か、

当時、青山通りにあったマキプロモーションという芸能プロダクションでした。

そのあとはまた東京駅へ戻り、荷物を取り出すと地下鉄で江東区へ向かいました。

そこで、

公衆電話(当時はまだ携帯電話など無かった)から、江東区に住んでいた父の妹、つまり僕の叔母さんへ電話すると叔母さんの家の場所を聞いて歩いて行きました。

初めて東京の叔母さんの所へ行きましたが、その時叔母さんは、

「初めての東京で、よく一人で来れたなあ」と言って驚いていました。

しかし僕には何だか 「初めて」という感覚は無く、

思ってたよりも狭い町だなあということと、電車の路線が多く、待ち時間も短くて済むので、移動に車がなくても便利で楽だなということでした。

東京にはそれから約4年ほど住んでいましたが、都内23区をほとんど歩きました。

地下鉄だとわりと席が空いてて、ゆっくり座れるのは有り難かったですね。それに、雨の日は特に殆どの移動で傘要らずだったのは有り難かったのを忘れません。

そういえば4年間東京に済んでいて、

僕が九州の田舎出身であることに気づいたのは、たった一人しか居ませんでした。

その一人というのは、

当時、フジテレビで放送されていた中村雅俊さん主演の空港ドラマのプロデューサーのMさんでした。

たまたまトイレで横に来たので、ドラマの事など話していると、

「君は九州の出身だね」

と言われたので、

「どうして分かりましたか?」

と尋ねると、

「僕も九州だからね。熊本だよ」

ということでした。

その後も数回、Mプロデューサーさんとは電話でもお話させていただきましたが、なかなか紳士な人でした。

話が大分逸れましたが、

僕が東京で最も驚いたのは、お正月の新宿でした。

たまたま正月休みを東京で過ごすことになったのですが、

一人で余りにも暇だったので、ぶらりと新宿へ出掛けてみました。

電車を降りて、歌舞伎町などを歩いたのですが、

殆どの店が閉まっており、

普段はおおぜいのひとで賑わっている歌舞伎町にも人がいなくて、

何かのSF映画のような静けさの中を歩いていると、

冷たい風に、カサカサと音をたてながら飛ばされていく新聞紙などのゴミが、

とても不気味にかんじたのを今でも忘れませんね。

銀座なども歩いてみましたが、やはり、新宿と同じほど不気味でした。

それからは、

正月休みには東京へ行かないことにしています。

でも、実際のところ、現在の東京はどうなんでしょうね

※⬇こちらは中津市です。