毎年の事ですが、年度末近くの今頃になると、

あらゆる問題が集中して噴き出してきますね。

今朝の特ダネでも、

いろんな社会問題が見えていました。

今回は、

その中の一つ「小学生・中学生」に対する教育の在り方について考えて見ましょう。

今の時期になると子どもたちの話題と言えば、「受験」の事や、教育に関連する様々な問題や事件ですね。

今朝の特ダネでは、

芸能人子役の芦田愛菜ちゃんが、有名難関中学校に合格したというニュースがありました。
(芦田愛菜ちゃん、難関中学校合格おめでとうございます)
          (*^▽^)/★*☆♪

その中で、「芦田愛菜ちゃん、それに一般の子どもたちの難関校受験勉強方法は?」に関する話も出ていました。

でも、そこで気になったのが、

1日11時間、12時間勉強した?

暗記した?

僕はこの、「1日の勉強時間」や「暗記」についても以前から問題視しています。

勉強時間が長くなるということは、

当然、「記憶」ではなく「暗記」に重点が置かれる訳ですが、

そもそも、「勉強時間」や「暗記」などということ以前の問題があるからでしょうね。

それは、

「教育の目的」です。

何でもそうですが、目的や方法をを誤れば当然その結果も間違った形で現れてきます。

難関校へ合格するという努力は僕も素晴らしいことだと認めます。

しかし、

その中の一つに、指導の方法を見ると、

「集団指導」と「個別指導」の二通りあり、現代では「個別指導」が主流になりつつあります。

中学校までの義務教育の本来の「教育目的」とは何でしょうね。

義務教育では知育は勿論ですが、集団社会への適応性・協調性を育てる、個性を育てるということも重要な教育ですよね。

ところが現実には、

どう見ても「知育」「個人指導」に重点が置かれる。

僕は昔、

大分大学の学長にお会いしたとき、

「学校は、『個性を伸ばす教育』とは名ばかりで、まるでロボット工場ですね」

と話したことがありました。そしてそれは、今でも変わりません。

そもそも、「個性」がどのようなものか解っていないのではないかな?

その事は、

社会を見ていてもよく分かります。

何か回りと違った事をすれば、

「あの人は変わっている」「あの人は変人だ」

などという言葉が聞こえてきます。では、そのような事を言っているご本人はどうなんでしょうね。

「利己主義」「個人主義」「自己中心」な人が多くなったということではないでしょうか?

本来、「協調性」や「個性」は集団生活の中でしか育てることが出来ません。

それも、15、16歳くらいまでの成長期が最も重要です。

ところが現実には、「個性を伸ばす」と言いながらも間違った「集団行動」や「個人指導」に重点が置かれる始末です。

昭和時代に「団地生活」で核家族化が始まり、子育てに様々な問題や社会的な悪影響をもたらし、

現代では更に進んで「個別化」に至ることから問題は更に深刻化しています。

年齢や成長期に応じた「正しい教育」を実践出来る社会にしていかなければなりませんね。

「世界平和実現」「幸せ社会実現」に向けた教育の改善を行って行きましょう。

頑張る人を応援します。