今から約37~38年ほど前の事です。
当時僕は東京のある会社で子育てに関する教材の訪問販売をしていました。
その頃のある夏の出来事です。
会社は全国に支社を持つ大手企業でしたが、
全国一斉に1ヶ月間の販売コンクールがあり、僕たちの支社は最初に山梨県の大月市へ入ることになりました。
そして、
大月市内外れの旅館に合宿してのコンクールがスタートしましたが、初日から3日間連続で正夢を見ました。
今回はその3日間連続して現実化した正夢の2日目の出来事の話です。
2日目の夜の夢の中で僕は、
大月駅の近くを歩いていると、
ある一軒の家で若い女性と出会い、知り合いになるという素敵な夢でした。
朝起きても夢の事が頭に残っていましたが、所詮夢は夢だと思いながら仕事へ出掛けました。
当日の僕のテリトリーは、車が無かったので大月駅周辺を回る事になっていました。
先ずは駅前の方から回ろうと、
駅前の国道を渡り、回り始めて何軒目だったかは覚えていませんが、
何だか見覚えのある、外庭のあるとあるお宅へ訪問しました。
「こんにちは~」
と声かけながら家へ近づくと、入り口横の障子が開いて、
中から若くて綺麗な、年齢は僕とあまり変わらない女性が出てきましたが、
自己紹介をして話をしていると、その女性も素敵な笑顔で話して来て、しばらくの間縁側で世間話をしました。正に夢の中の出来事そのままでした。
(この女性を仮にAさんとします)
Aさんは、東京の大学を卒業してこの実家へ帰ってきたばかりだそうですが、テレビアニメに関する仕事をするとか話されていました。
そのあと駅の方へ戻り、踏み切りを渡ると駅の裏の方へと歩きました。
するとやがて橋が見えてその橋には歩道も併設されていたので、その歩道を歩きながら下を見ると、
結構な高さがあり、川の両端は崖っぷちでした。
ところが、
人も行けそうにない川の側の岩の上に人影が見えたのですが、どこから降りたのか不思議でした。
ですが、その人影は一瞬目を話した隙に消えていました。
気にはなったものの、気のせいだと思いながら橋を渡ると右へ少し下がるかたちで脇道があったので、
その通りにある一軒目だったか、二軒目だったか声をかけると年配のご婦人が出てきました。
そのご婦人に、
「先ほど橋を渡る時に気になったのですが、何かあったのですか?」
と尋ねると、
「ああ、若い子が橋から飛び降りて自殺したんですよ。橋の袂のお地蔵さんのところに花束があったでしょう」
と話してくれましたが、話を聞くまでお地蔵さんのことも花束のことも全く気付きませんでした。
それで帰りに橋の袂を見ると、確かにお地蔵さんがあり、真新しい花束が置いてありました。
そしてその日の夜、
「お前何やってんだ。ここへ来てからまだ一軒も取れてない・・・」
と、上司に叱られている夢を見ました。
ところがその、3日目の夢も現実となり、
翌朝上司に叱られたあと、「もう一度やり直してこい」と言われて一人東京の会社へ戻る事になりました。
ところがアパートへ戻ると、大月市で出会った女性のAさんからハガキが来ていました。
それで、
大月市で出会った後の橋の上から見た人影の事や自殺した人のことが余りにも気になったので手紙に書いたところ、
Aさんから来た手紙に、更に驚くべき内容が書かれていました。
そこには、
自殺したのは、僕が橋を渡った数ヵ月前に、失恋して帰郷したAさんの友達(女性)だと言うことでした。
「偶然」というものは無いという事は知っている僕でしたが、流石にこの3日間の出来事には、驚きました。
その後数日間、東京で実績をつくり、
今度は山梨県の河口湖町に移動している皆と合流し、富士吉田市のテリトリーで仕事をする事になりましたが、
富士吉田市で実績を上げて、コンクールでは全国3位以内に入ることが出来ました。
それにしても、大月市での出来事は今でも忘れません。
もしこの時に出会ったAさんが、このブログを見ていたら、コメントでも書いていただけると嬉しいです。
※⬇Googleマップより。赤丸の橋だったと思います。

当時僕は東京のある会社で子育てに関する教材の訪問販売をしていました。
その頃のある夏の出来事です。
会社は全国に支社を持つ大手企業でしたが、
全国一斉に1ヶ月間の販売コンクールがあり、僕たちの支社は最初に山梨県の大月市へ入ることになりました。
そして、
大月市内外れの旅館に合宿してのコンクールがスタートしましたが、初日から3日間連続で正夢を見ました。
今回はその3日間連続して現実化した正夢の2日目の出来事の話です。
2日目の夜の夢の中で僕は、
大月駅の近くを歩いていると、
ある一軒の家で若い女性と出会い、知り合いになるという素敵な夢でした。
朝起きても夢の事が頭に残っていましたが、所詮夢は夢だと思いながら仕事へ出掛けました。
当日の僕のテリトリーは、車が無かったので大月駅周辺を回る事になっていました。
先ずは駅前の方から回ろうと、
駅前の国道を渡り、回り始めて何軒目だったかは覚えていませんが、
何だか見覚えのある、外庭のあるとあるお宅へ訪問しました。
「こんにちは~」
と声かけながら家へ近づくと、入り口横の障子が開いて、
中から若くて綺麗な、年齢は僕とあまり変わらない女性が出てきましたが、
自己紹介をして話をしていると、その女性も素敵な笑顔で話して来て、しばらくの間縁側で世間話をしました。正に夢の中の出来事そのままでした。
(この女性を仮にAさんとします)
Aさんは、東京の大学を卒業してこの実家へ帰ってきたばかりだそうですが、テレビアニメに関する仕事をするとか話されていました。
そのあと駅の方へ戻り、踏み切りを渡ると駅の裏の方へと歩きました。
するとやがて橋が見えてその橋には歩道も併設されていたので、その歩道を歩きながら下を見ると、
結構な高さがあり、川の両端は崖っぷちでした。
ところが、
人も行けそうにない川の側の岩の上に人影が見えたのですが、どこから降りたのか不思議でした。
ですが、その人影は一瞬目を話した隙に消えていました。
気にはなったものの、気のせいだと思いながら橋を渡ると右へ少し下がるかたちで脇道があったので、
その通りにある一軒目だったか、二軒目だったか声をかけると年配のご婦人が出てきました。
そのご婦人に、
「先ほど橋を渡る時に気になったのですが、何かあったのですか?」
と尋ねると、
「ああ、若い子が橋から飛び降りて自殺したんですよ。橋の袂のお地蔵さんのところに花束があったでしょう」
と話してくれましたが、話を聞くまでお地蔵さんのことも花束のことも全く気付きませんでした。
それで帰りに橋の袂を見ると、確かにお地蔵さんがあり、真新しい花束が置いてありました。
そしてその日の夜、
「お前何やってんだ。ここへ来てからまだ一軒も取れてない・・・」
と、上司に叱られている夢を見ました。
ところがその、3日目の夢も現実となり、
翌朝上司に叱られたあと、「もう一度やり直してこい」と言われて一人東京の会社へ戻る事になりました。
ところがアパートへ戻ると、大月市で出会った女性のAさんからハガキが来ていました。
それで、
大月市で出会った後の橋の上から見た人影の事や自殺した人のことが余りにも気になったので手紙に書いたところ、
Aさんから来た手紙に、更に驚くべき内容が書かれていました。
そこには、
自殺したのは、僕が橋を渡った数ヵ月前に、失恋して帰郷したAさんの友達(女性)だと言うことでした。
「偶然」というものは無いという事は知っている僕でしたが、流石にこの3日間の出来事には、驚きました。
その後数日間、東京で実績をつくり、
今度は山梨県の河口湖町に移動している皆と合流し、富士吉田市のテリトリーで仕事をする事になりましたが、
富士吉田市で実績を上げて、コンクールでは全国3位以内に入ることが出来ました。
それにしても、大月市での出来事は今でも忘れません。
もしこの時に出会ったAさんが、このブログを見ていたら、コメントでも書いていただけると嬉しいです。
※⬇Googleマップより。赤丸の橋だったと思います。
