僕は長年よく周りの人や友達などから、

「子どもの事や教育に関する話になると、目が輝いてるね」

と言われていましたが、

確かに僕自身もそうだと思っています。

僕が子どもの事や教育に関する強い関心を持つようになったのには勿論それなりの理由がありますが、

例えば、

小学生の頃からいじめにあっていたり、病気(小児喘息)で入院したりする中で、

人生や教育に関心を持つようになりました。

教育に強い関心を持つようになったのは、中学生の頃からでした。

相変わらず不登校やいじめられること等は小学生の頃と変わりませんでしたが、

中学校では、登校したときに気になった事が幾つもありました。

例えば、

先生によっては、生徒を差別する者、生徒に暴力を振るう者、授業中不在が多くて自習時間が多かった者・・・いろいろありました。

そして今朝の新聞記事(下の写真の記事)を見て、

その事が再び頭の中を駆け巡りました。

僕は新聞を開くとき、

必ず後ろの方から見ていきます。

テレビ番組のページだけは外して、社会面から見ていきます。

そして今朝もいつものように開くと、

広島の生徒自殺の事件、その下には  日教組(日本教職員組合)の問題が目に飛び込んできました。

特に上の広島の事件では、

僕自身も中学生の時に同じような体験をしているので、

「まだこんな事があるのか・・・」

という怒りがこみ上げて来ました。

僕の場合は、

中学3年生のある月曜日の事でした。

昼食が終わって、早退しようと鞄に弁当などを入れていると、

隣の席の友達(男性)が突然、

「お前帰るんか? もうすぐ警察が来るぞ」

と言うので、

「何を言ってる、嘘を言うな」

と言いながら窓の外に目をやると、なんと一人の警察官(地元の駐在員)が校庭をこちらへ歩いて来るのが見えました。

「えっ!? 何で?」

と、思っているところへ別の生徒が、

「アダチさん、先生が用務員室へ来るように言ってるよ」

と言いながら教室へ入ってきました。

何が起きてるのかさっぱり分からず用務員室へ行くと、

畳敷きの小さな部屋に置かれたテーブルの側に、担任の先生と警察官が座っていました。

先生
「アダチ、こっち来て座れ」

と言うのでテーブルの横に座ると、

警察官が
「先週の土曜日に何かしたやろ」

と言うので僕が、
「いや、何もしてませんよ」

警察官
「いや、やってるやろ」


「何もしてませんよ」

この事を数回繰り返している内に一つ思い当たる事がありました。

それで僕が、
「はい、一つあります」

警察官
「そうやろ、最初から言えばいいんだよ。それで、何をした?」


「学校から帰って、親のバイクに乗りました」

と言うと警察官はその事を手帳に書きながら、
「そうか、バイクに乗ったのか。それと他にもあるやろ」


「いや、それだけですよ」

警察官
「いや、絶対にやってる。見た人が言ってきたぞ」

先生
「アダチ、本当の事を言え」

それで僕は先生に、
「先生、皆で写った写真を持って来て下さい、お願いします」

と言うと先生が皆で写った写真を持って来たのでそれを警察官に渡して、


「それじゃあ、これを言ってきた人に見せてください、顔を見てるならわかるはずです」

警察官
「分かった」

と言うと、やっとその場から解放してもらえました。

それから数日後に、校長室へ呼ばれました。

校長室に入ると、校長先生と同級生S(男性)くんのお母さんがいました。

どうやら問題はその同級生のSくんが、僕の名前を使って悪いことをしたようでした。

それからその警察官は、僕の事をしっかり覚えてくれたみたいで、バイクのことは無かったことにしてくれて尚、卒業してからもずっと長年に渡り会うたびに僕に頭を下げていました。

僕の場合は、

このようにして解決出来ましたが、普通であれば今回の生徒のように大変なことになるでしょうね。
(あらためて、亡くなられた生徒さんの御冥福をお祈り申し上げます)

誰よりも多くの時間、生徒と接している親や教師が、

何故、生徒の本心やサインを見抜けないのか、考えるほどに怒りがこみ上げて来ます。

僕がカウンセリングで学校を回っていた頃は、

学校の校門を入った瞬間から、その学校の様子や生徒を見ただけでも状況が掴めましたし、

塾では、生徒一人一人を常に見て悩みや問題を抱えている生徒は察知して、僕から声をかけていました。

また、授業の中でも、事前予防策を常に取っていました。

今後、

このような悲惨な事件が起こらないよう教師は、本物のプロの教育者として成長し、親も責任を持って子育てをして欲しいですね。

特に日教組の教師には、その事をしっかりと自覚してくれることを強く望みます。

※⬇今朝の読売新聞より。