いつの頃から、
誰が言い出したのか、
「テスト勉強」という言葉をよく耳にします。
そもそもテストのために、勉強があるのではないので、
「もうすぐテストだから勉強しなさい」とか、
「もうすぐテストなので、テスト勉強のため塾(または家庭教師)は休みます」などというような、
「テストのための勉強」というのは、止めなければなりませんね。
僕はいつも教え子たちには、
「テストのために勉強をするのではない。社会に出て必要だからするのだ。だから、事前に何も知らされず、突然テストをされても、満点の 80%以上の点を取るようにしなければならない・・・」
と教えていました。
親も教師も、
何故勉強をするのか?
何の為に勉強をするのか?
もう一度根本から見直すことが必要です。
本来勉強とは、社会生活に必要な知識や技術を身に付けるためにするものであり、
その身に付けた知識や技術を人や社会のために活かせるようにするのが本来の勉強の目的ではないでしょうか。
ですから、
単にテストで高得点をとったからとか、
高学歴者だからなどと言っても、
だからといってその人が優秀な人だとは限りませんね。
国会議員、医者、教育者、弁護士・・・などのように、
成績優秀で高学歴者の人は沢山います。
それでも犯罪を犯す人はいます。
又、
東京大学のように素晴らしい大学(一般的に)を卒業しても、良い仕事に就けない人もいます。
そしてまた、
このような間違った考えは、
宗教信仰者にも同じ事が言えます。
まともな宗教であれば、
素晴らしい教えが沢山あります。
しかし、
その教えを社会生活に活かせる人は、数えるほどしかいません。
一体、何の為の宗教であり、信仰なのでしょうか。
これは、
教育と社会生活を切り離して考えているため、宗教信仰者も同じように宗教と社会生活(家庭生活)を切り離してしまうのです。
更に社会では、
このように、切り離して考えられている事がまだまだ沢山あります。
ですから、
話しを戻せば、
「テストのために勉強をする」という間違った考えは止めましょう。
子育てや教育を正し、本当に優秀な人材を育てましょう。
前向きに努力する人を応援します。
\(^o^)/