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広島県における中学校での、とんでもない進路指導のニュース、

皆さんも御覧になられたと思いますが、

これを見て僕は、

ある教え子のことを思い出しました。

今から 10 年以上も前のことです。

大分県日田市のある中学校での事でした。

当時僕は家庭教師の仕事をしていたのですが、

所属していた家庭教師派遣会社からの依頼で、日田市内に住む中学3年生、K 君の指導に当たることなりました。

依頼があったのは確か、10月頃ではなかったかと思います。そう、中学3年生で 10月といえば高校受験に突入している時期ですね。

K君の御両親によると、K君は中学1年生の一学期に担任教師からいじめにあって、それ以来3年間ずっと、学校に行ってなかったそうです。

それで進路についてK君は、高校へ進学したいと強く希望しているのに、学校からは、

「3年間登校していないので、進学できる学校はない」

と言って、何もしてもらえなかったそうです。

それで、家庭教師で入った当初しばらくは、K君の拒否がありましたが、徐々に受け入れてくれるようになり、途中から頑張ったので、

推薦した私立高校へ入ることができ、更に高校では3年間休まず頑張り、ついに大学まで行きました。

本来、中学校での指導が正しく、キチンと成されていれば、K君は、もっと頑張ることが出来ていたと思います。

他にももう一人、同じく日田市内に住む男子高校生 R 君の時もそうでしたが、R君は持病を抱えており、やはり不登校ぎみでした。

ただ、R君の場合は彼が小学生の頃から知っていたので高校卒業時に進路の相談を受け、福岡県の知人の経営する専門学校を勧めることにしました。

彼は喜んで進学していきました。

この時も学校の担任が進路指導で悩んでいたそうでした。

今回のニュースで、これらの事を思い出しましたが、

中学校での進路指導に関する問題は、他にも沢山ありました。

教育委員会は学校をキチンと指導し、学校も責任をもって、しっかりと進路指導を行って欲しいものです。

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