今日は成人の日、
今年もまた大変な成人式になったところもあったようですね。
しかも、
成人式で逮捕?
愚かなものですね。
成人式といえば、
僕の成人式当日は入院中でした。
それで、
成人者への祝電を打ち、
僕は病室のベッドの上でしたが、
後に友達皆んなから、
「お前、カッコつけたなあ」
と、揶揄われ、恥ずかしい思いをしたのを忘れません。
そして、
成人式も終わり、
春になり退院しました。
その後直ぐに1人で上京、
初めての東京駅に着くと、
先ず向かったのはコインロッカーでした。
荷物をロッカーへ入れると外へ出て、
次に向かったのが、
マキプロモーションという芸能プロダクションでした。
社長さんが応対してくださり、
会社のことや芸能界のことなど詳しく丁寧に説明してくださりました。
マキプロモーションでは、
脇役がメインだから他を探したらいいよとアドバイス頂き、
とりあえずモデルとして登録してくださいました。
その日は、
そのまま東京駅へ戻ると、
荷物を取り出し、
父の妹である叔母のところへ行きました。
翌日、
同じく日田市出身の山崎ハコさんの所属事務所を訪ねてみようと出かけましたが、
場所が分からないので電話しようと思ったところ、
なんと、
電話番号を書いた紙を日田市の実家に忘れていました。
当時は携帯電話など無いので、
東京タワー近くの公衆電話から104へ電話、
「もしもし、すみません。ニューサウンドプロダクションの電話番号を教えてください」
すると、
「はい、ニューサウンズプロダクションで一件の登録がありますけど、こちらで宜しいでしょうか?」
と、優しい声の女性が回答してきました。
その時は、
ニューサウンド と、ニューサウンズ の一字違いには気づかずに、
「はい、それでお願いします」
と言って番号をメモすると、
直ぐにニューサウンズプロダクションへ電話しました。
電話で訪問したいと伝えると、場所も近くだったので歩いて事務所へ向かいました。
赤坂のTBS放送の前を通り過ぎると直ぐにそのビルはありました。
テナントの看板を見ると、
何と同じビルに、
あの、柔道一直線や刑事くんなどの主役で有名な桜木健一さんの所属事務所もありました。
とにかく階段を上って、目的のニューサウンズプロダクションを訪ねました。
この、
ニューサウンズ と、ニューサウンド の間違いに気づいたのは、
事務所で丁寧に迎えてくださった俳優の方々との話の途中でした。
でも、
これが芸能界に入るきっかけとなったのです。
しかし、
当時では最高の条件で俳優の契約をして頂きながら、結局芸能界での仕事はしないままでした。
これが僕の20歳の頃の体験です。
それにしても、
初めての東京は、
思ってたより狭くて、田舎よりもわかりやすいと思いました。