以前に教育の話のなかで、
「授受作用」のはなしをしましたが覚えていますか?
家庭教育では親と子、学校教育では教師と生徒、社会教育では上司と部下の関係における授受作用の関係ですが、
これは、縦的な授受作用の関係です。
そして今回は、
横的な授受作用の関係についてお話しします。
一般的に横的な授受作用の関係とは下の図に示すように、
上の図の場合は、
Aさんが先に、Bさんに対して何らかの働きかけをしたとします。
そうすると、
基本的には、Bさんに対してしたこと(これを「授ける」と言います)は、何らかの形でAさんに、必ず帰って来ます(これを「受ける」と言います)。
しかし、
この事は、必ずBさんから帰って来るとは限りません。
例えば、
AさんがBさんに、無償でお金をあげたとします。その時Bさんからお返しが無かったとしても、Cさん、またはDさんなどのように、全く関係のない別の人から何らかの形で戻って来ることもあります。
更に、この原理は、1を授ければ2倍になって戻ります。
ただし、
もし、報酬や見返りを目的に人に対すれば、ろくなことはありません。
また、
下の図のように悪事をすれば、
同じ原理で、したことの悪事が2倍になって戻ってきます。
善と悪の共存は、100% 不可能です。
ですから、
この先、
全ての悪人が裁かれ、
この世界から消えていくのです。
皆さんが、このような審判に遇われない事を願っております。