ここで言う授業とは、教授者で教える側の仕事のことであり、
それに対して、受業とは、教わる側、つまり学習者の仕事のことです。
学校、塾、家庭教師など、どの場面においてもこの両者の授受作用(相互作用のこと)と信頼関係があってこそ、その成果は出せるのです。
少し話しは逸れますが、
実は昔、
ある高校からの招待で授業参観をさせていただいた時のことです。
年輩の男性教師による社会の授受を、教室の後ろで、保護者の方々と一緒に参観していました。
生徒数は約40名ほど。
先生の声が小さくて後ろの方まで届かず、何を話しているのか分からないほどでした。
一方で生徒は?
その多くが、隣同士での私語、キョロキョロ辺りを見回す者、先生の声が聞こえないと呟く者などで、
落ち着かないまま授業は進んでいました。
この状況は、ほんの一例に過ぎませんが、
これでは授業の成果は出ないどころか、僕らから見れば授業崩壊ですよ。
この状況は、
教授者と学習者の両者に問題があり、学習者については一部、家庭、親の問題もあります。
指導力の無い教授者の問題も大きいですが、受業態度(姿勢)の良くない子に育てた親にも問題があります。
先ほどの授業でも、
しっかりした生徒はやはり、先生の説明を熱心に聞いていたり、ノートもキチンと取っていました。
ですから、
成績や学力等々の問題は、教授者と学習者の両者の授受作用がキチンと取れていないところにあるのです。
教師は身勝手な思い込みや自己満足で授業をしては行けませんね。
また、
生徒側も同じです。一人の先生が全員に同じことを教えているのに個人差があるのは、児童生徒側にも問題があります。
家庭でも学校でも、その事をしっかり踏まえて対処して欲しいですね。
「学校が悪い」とか、「家庭が悪い」などと言ってる場合ではありません。
むしろ、両者がそれぞれに自分の立場を見直し、努力することが重要です。
未来のために頑張りましょう。(^O^)/