赤ちゃんが誕生したら、

先ず役所で受け取るのが「母子健康手帳」ですね。

僕は昔からカウンセリングなどの仕事で活用していますが、

前回役所から見本として頂いたものが使えなくなったので、

今日、市役所へ新しいものを頂きに行ってきました。

すると、




こんなに可愛いキャラクターが。

最近の母子健康手帳、変わりましたね~~。

しかも、担当者に尋ねると、

母子健康手帳は市区町村毎に作成される? らしいです。

僕の記憶では、昔は都道府県単位で作成されていたと思いますね。

ところでこの「母子健康手帳」の重要性については、

役所などで受け取られる時に説明があると思いますが、

主に3つの目的があります。

一つは、



このように、成長の記録を記すことによって、子供の成長を確認すると共に、

健康診断の時に医師が、目には見えない「自閉症」の早期発見や病気などの診断の参考にすること。

そして2つ目、



全国の母子健康手帳に共通で掲載されているこの、

「児童憲章」です。

家庭教育、学校教育、社会教育などの教育は、この児童憲章を基に構成され、実施されますね。ですから、最も重要な項目です。

特にこの憲章の第2項にある、

「すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもって育てられ、家庭に恵まれない児童には、これにかわる環境が与えられる」

とありますが、家庭での子育ても、この項目に沿って育てられなければなりません。
(詳しくは、このブログでも以前の記事に記しています)

もちろん学校教育も同じですから、ほとんどの小学校や中学校などにはこの児童憲章が掲げてあると思います。

ただ残念なことに、

家庭でも学校でも、この児童憲章があまり活かされていないのが実情のようです。

内容が難しいからでしょうか?

そして3つ目の目的は、

大切に保管されるよう、担当者の方からお聞きしているかと思いますが、

それは何故か?

実は僕も長い間教育に関するカウンセリングをしてきましたが、

小学校、中学校、高校と成長していく中で、何らかの問題を起こしたり、何らかの病気になったりした時に、

幼児期の状況を参考にすることもあります。その時に必要なのが、幼児期の成長を記録したこの「母子健康手帳」です。

以上の3点が、この母子健康手帳の主な目的となります。

児童憲章は重要なのですが、この記載事項では難しくて内容がよく理解されていないような気もしますね。

例えば、第2項の中の、「正しい愛情と知識と技術」というところの、

「正しい」ということの基準が難しいのでは? なぜなら人により価値観が異なっていたり、「自分の考えが正しい」と思っている人があまりにも多いからです。

ですから、

これからも時々、子育てや教育に関する重要なことも書いていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。