
今朝の特ダネで知りました。
信州大学入学式での学長の挨拶に、
「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」(上の写真)
というのがあったそうですね。
これに対して小倉さんは、
「出来ればスマホをやめてもらいたいですね」
と言われましたが、
当然、僕も同じ考えです。
学長のこの発言についてレポーターの質問に答える学生の意見も様々ですが、
スマホをやめると言った学生が正しいですね。
スマホを選ぶと答えた人は、大学本来の目的を間違っている人が多いようです。
「勉強は他でも出来る・・・」
確かに通信制はじめ、他の方法はいろいろとあります。
しかし、
「学校で学ぶ」というのは、それだけではありません。
もし、教科を学ぶ事だけが目的であれば、小学校や中学校、高校なども同じで、学校以外でも出来ます。
昔、ある小学校から僕の話を聞きたいということで呼ばれた時、
一人の男性教諭に、
「学校では何を教えるのですか?」
と質問したところ、
「学校は勉強を教えるところです。それが私たちの仕事ですから」
と答えて来ました。
その答えに僕は唖然としましたが、
その瞬間、そばで話を聞いていた校長がその教諭に対して激怒しました。
当然ですよね、学校とは勉強を教える事だけが目的では無いからです。
また、
「スマホは、友達とのコミュニケーションを取る・・・」
と言う人がいましたが、
スマホを使わなければコミュニケーションが取れないことの方が深刻な問題です。
スマホなど無い頃の方が犯罪も今より少なかったし、
より豊かなコミュニケーションが取れていたのは事実です。
また、
このような単純な考えで進学しても、そのような学生が教師や医者になったら大変なことになります。
それがどういう意味か、常識ある人であれば御理解いただけることでしょう。
学生の皆さん、
大学の授業もそれまでと同じく、直に講義を受けることの方が細かなところまで学ぶことが出来て大切な事であり、
学内で学ぶのは教科だけではありませんので、その事を知って勉学に励んで下さい。
以前から「スマホ依存症」という言葉は聞いておりましたが、
ここまでひどくなっているとは思ってもいませんでした。