そして、その展望台で撮ったのが下の写真で、まだ若かりし頃の僕です。
成田から飛行機で金浦空港(当時はまだ仁川空港は、ありませんでした)へ到着後、最初に行ったのが、このソウルタワーでした。
この時は、韓国の学術機関からの招待で1週間滞在しましたが、これが僕の生まれて初めての海外でした。
一週間のスケジュールは、移動時間に追われハードでしたが、とても充実した貴重な一週間でした。
その中でも、パンミュンジャムの視察は特に印象に残りました。
38度線の視察で、ソウルを出発する前に、服装や靴、持ち物や現地での動作など細かい指示があり、
また、バス移動の途中で警備兵がバスに乗り込んで、再び服装や履物などのチェックがありました。この時一人の男性の運動靴が悪いとかで、現地へ着くと、バスの運転手さんの靴と交換しているようでした。
38度線の現地(パンミュンジャム)では、日本でもニュースになりましたが、女性がスパイ容疑で逮捕されて間がなく、緊迫した状態の中での視察だったので、
ものすごい緊張から解放されてホテルへ戻ると、
「無事に戻れて良かったあ」
という思いが心の底からこみ上げてきたのを忘れません。
その翌日からは、高校、大学、リトルエンジェルス校(国立の学校で、日本の宝塚の様な学校です)、そして当時完成して間もなかった歴史資料館などの見学や、慶州の公園で行われていた高校教師の夏季キャンプへの参加など思い出も沢山出来ました。
韓国へは、その後も何度か行きましたが残念な事は、韓国でも日本人に見られたことが無いということです。
それでも、また、機会があれば是非行きたいですね。